「腕に血が…」血しぶきが飛ぶ激闘のなか、放送席の女子大生キャスターが血しぶきを浴びるハプニングが発生。実況が慌てるなか、当の本人は冷静に「血が出ていても、攻め続ける姿勢がカッコイイ」と笑顔を浮かべ、神対応。その肝の据わった切り返しに視聴者から称賛の声が殺到した。
12月10日に後楽園ホールで開催された「RISE163」で北井智大(チームドラゴン)と麻火佑太郎(PHOENIX)が対戦。試合は麻火が判定勝ちを収めたが、序盤から北井の鼻から大量出血する激しい打撃戦となった。
麻火は現在ランキング7位、戦績は10勝8敗。名のある北井との対戦で結果を残し、一気にブレイクを狙う。一方、3連敗中のベテランである北井にとっても結果が求められる。
試合は“技巧と根性”のぶつかり合い。リーチを活かしながら的確に当てていく麻火と、相手の打撃を貰いながらも前へ前へと出る激闘派の北井。対照的なスタイルが噛み合う手に汗握る激闘となった。
すると2ラウンド、コーナーに追い込まれ麻火のパンチの連打でスタンディングダウンを奪われた北井の鼻からは、したたり落ちる大量の出血が。ここから対戦相手の麻火もボディや背中に返り血を浴びながらの壮絶な戦いが始まる。
鼻血の影響かスタミナを消耗した北井はフラフラになりながらも前進を続ける。パンチを貰いながらもゾンビのように出続ける魂の戦いだ。この勢いに麻火がグラつくシーンも見られ、ABEMA視聴者からは「(北井)ヘンなモードに入ってる」「麻火も血にびっくりしてる」「血まみれで前に出られると怖い」とその激闘ぶりが話題に。
激しい流血戦を受け、意外なところにも余波が及んだ。早稲田大学に在学中で学生キャスターとして活躍。この日は放送席でゲスト解説を務めていたタレントの五十嵐にいかが、試合の血しぶきを浴び「飛んできました、腕に血が…」とポツリ。
するとゲスト解説のYA-MANや実況・小出アキラアナウンサーがこのアクシデントに慌てふためいて「ティッシュ無いですか?」と気遣う様子が見られたが「ありがとうございます」とやり過ごすと、「簡潔に言ってびっくりしてます。カッコイイですね。こんなに血が出ていても、攻め続ける姿勢はなかなか出来ることじゃないです」と、冷静に試合についてコメントすると、画面に向かってニッコリ笑顔を浮かべた。
スタッフが放送席に飛んだ血しぶきを拭う中、五十嵐が見せた冷静な対応に視聴者も反応。「普通の娘なら何も言えない」「本当に血が飛んで来たんだ」「初の格闘技解説でよくやっている」など、肝の据わった仕事ぶりに驚きと称賛の声が相次いで寄せられた。
試合は3ラウンド激闘の末3-0で麻火が制したものの、血まみれで戦い続ける不屈のゾンビ・北井に対して「根性がある」「普通なら心折れてる」「KOされた方がラクだろうに」と労いの声。さらに北井の右目は腫れ上がっており、痛々しい姿に「早く病院に行こう」と心配する声も多かった。