「FIFAワールドカップカタール2022」ドイツ代表戦の勝利後に長友佑都が「ブラボー!」と叫び、そのフレーズが今や話題となっている。実はその言葉を引き出したのは、日本代表戦でABEMAピッチリポーター、決勝は日本でスタジオ解説を務めた元日本代表で現ヴィッセル神戸の槙野智章だという。
ニュース番組『ABEMAヒルズ』では、そんな槙野に話を聞いた。(聞き手:柴田阿弥キャスター)
――「ブラボー!」のフレーズは長友選手からどうやって引き出したんですか?
今回、解説にピッチリポート、さらにヒーローインタビューをやらせていただいたが、まさかこのような発言が出るとは思わなかった。ただ、僕ら(選手)からすると「ブラボー!」って当たり前のように使っていて、サッカー界では当たり前すぎて逆に言いづらくなっている。(ブラボーは)試合中の指示や褒める言葉に対して使っているが、長友選手がこういう発言をして、切り取られて、さらに言いづらい(笑)
――インタビューした際に、長友選手は何か言いそうな雰囲気を感じましたか?
雰囲気というか、僕も現役選手という立場で携わらせていただた中で、長友選手とも深い仲で親交もあるし、一緒にプレーもしているので、より素の部分を引き出せたからこそ、この「ブラボー!」が出たんじゃないかな。多分、僕以外の人だったら出なかったと思う。
――長友選手のようなムードメーカーはチームには大きい存在ですか?
森保監督が今回召集した26人は、サッカーが上手いだけの選手を集めていない。どういう能力があって、どういうチームになるのかをちゃんと分析した上で選んでいる。もちろん、長友選手は経験値も高いし、技術的にも最高の選手。ただ、そのプラスアルファで彼が食事会場だったり、練習中、ベンチに下がった後の態度というのはものすごいプラスの影響力があるので、そこら辺を評価しての選手だと思う。
(『ABEMAヒルズ』より)