「嫉妬している自分がいる」「俺が主役じゃない…」本田圭佑氏、外から見た初のW杯に本音
【映像】「感情移入するかも」推しを応援する“本田解説”

 日本時間18日未明、ついに幕を下ろした「FIFAワールドカップカタール2022」。世界が熱狂した大会の締めくくりとなるアルゼンチン対フランスの決勝戦は、数々の名言を生み出したことで話題となっている本田圭佑氏の解説が盛り上げた。

【映像】「感情移入するかも」推しを応援する“本田解説”

 決勝戦でABEMAの解説を務めた本田氏は、準決勝となるクロアチア戦で明かしていたように、試合開始前から“アルゼンチン推し”を宣言する。

本田:もう素直にアルゼンチンを応援していいですか?

実況:どちらの解説もしていただければと思います。

本田:はい。でも多分、(アルゼンチンに)感情移入するかもしれません。

 ひとりのアルゼンチンファンとしてそのチャンスに一喜一憂する本田氏。クロスに合わせたディマリアのシュートに“本田節”を炸裂させる。

実況:ディマリアの右足!かなり惜しいシーンでした。

本田:アルゼンチンvamos(頑張れ)!

 そして前半23分、ペナルティエリア内でもらったファールにより、アルゼンチンがPKを獲得。キッカーのメッシが落ち着いてゴールを決め、本田氏も待望の先制点がもたらされた。

本田:イェス!メッシ来ましたね!

 さらに前半36分、アルゼンチンが鋭いカウンターで2点目を決めたシーンでは、日本代表が得点したときと同じ、もしくはそれ以上の興奮を見せる。

本田:2点目くるぞこれ!ほら!ディマリア!いったーーー!

 また、前半のアディショナルタイムが発表されると、今大会でお決まりとなった“あのリアクション”を見せた。

実況:前半アディショナルタイム7分です。

本田:なぁなふん!これ何回言わせるんですか!?

 2対0という点差でアルゼンチン優勝が目前に迫る中、本田氏は冷静に「全然2対2ありますよ」と分析。この言葉通り、フランスが王者の意地を見せる。後半35分のPKで1点差に迫った直後の36分、

実況:エムバペ、ヘディング(味方に)落として、もう一度エムバペ。

本田:やばいコレ。

実況:シュートだーー!!

 先程のPKで1得点を上げた今大会得点王のエムバペが立て続けに得点。2対2の同点に。

実況:それにしても恐ろしい男です。キリアン・エムバペ。

本田:キリ…キリアンっていうんですね、初めて知りました。キリアン、初めて知った。

 延長戦に入り、アルゼンチンはメッシが、フランスはエムバペがそれぞれゴールを決めて3対3。試合の決着は運命のPK戦へ。3人目のキッカーを終え、スコアは3対1でアルゼンチンが優勢。フランス代表は、4人目のキッカーがゴールを決めて3対2にしたものの、アルゼンチン側が決めれば勝敗が決する状況に。

実況:(アルゼンチン側がゴールを決める)決めたぁぁぁ!

本田:メッシの大会になりました!

 終始、アルゼンチン寄りの応援でフランス代表ファンには少し残念だったかもしれない決勝戦の解説。実は試合前、本田氏は「決勝はどっちに勝ってほしい?」と、Twitterでアンケートを実施。約77%がアルゼンチンと回答した。できるだけ多くの視聴者を楽しませたいという思いが最後の解説に表れたのかもしれない。

 現役の選手でありながら監督・ビジネスマンとしても活躍し、解説でも独自のスタイルを築いた本田氏。表彰式で喜ぶアルゼンチンの選手たちを見ながら、こんな本音で大会を締めくくった。

本田:ちょっとだけ嫉妬している自分がいるんです。主役になりたくて選手としてやってきたので、初めてワールドカップを外から見ていると『俺が主役じゃないんだ』というちょっと嫌な感情がある。

実況:本田さんもより強くワールドカップへの思いをこの大会、特に決勝を見て抱いたんじゃないですか?

本田:ええ、改めて本当に……。戻ってきますよ、絶対。

(『ABEMAヒルズ』より)

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