原口健飛、リベンジロードも「勝てば何でもいい」その理由とは?
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 原口健飛は、那須川天心に続くRISEのエースとして期待され、それに応える試合を見せてきた。6月の『THE MATCH 2022』ではK-1のトップ選手、自ら対戦をアピールした山崎秀晃をKOで下している。「よー試合したなという感じ」な2022年を締めくくるのは、12月25日の両国国技館大会となる。

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「けっこう疲れてる中で、年内最後の試合がクリスマス。24日は計量で潰れちゃうし」

 苦笑する原口だが、モチベーションはずっと高いままだという。今の彼には、打倒ペットパノムルンという大きな目標があるからだ。ムエタイの強豪であり、欧州のビッグプロモーション・GLORYのトップでもあるペットパノムルン。原口は昨年11月に完敗を喫し、今年8月にはRISE世界王座をかけて再戦したものの僅差の判定で敗れた。

「もう1回となると3回目。すぐに闘うのは難しいでしょうね。だからまず何かしら世界のベルトを獲って、お互いにベルトをかけて対戦するのがいいかなと。そうじゃないとペットにもメリットがない。メリットを提示できる状態にしたい」

 そのために必要なのが、海外の強豪に勝ち続けることだ。今回はザカリア・ゾウガリーと対戦予定だったが、負傷欠場によりセルゲイ・アダムチャックと闘うことに。原口はこう分析している。

「けっこうガツガツくるし、身体が超強いって感じがしますね。でも不得意なタイプではない。ザカリアの方が倒されるイメージがありました。アダムチャックは倒せるパンチが当たらんやろなって」

 誰が相手でも、ペットパノムルンよりも手強いことはない。原口はそう考えている。

「ペットは全部持ってるんです。体力もずる賢さも。そのペットと6ラウンド(5ラウンド+延長)やってるんで。外国人は強いと思います。純粋に凄い。その壁に一番当たってるのが僕やと思うし。でも全然勝てるとも思ってますね。テクニックとかスピードに関しては日本人の方がある。僕も力任せでやってないですから。今回は普通にやれば勝てますね」

 そこまで思えるようになったのは、ペットパノムルンとの2試合があったからだ。初戦は怖さがあった。相手を大きく見すぎてしまった。原口自身「コテンパンにされた」と振り返る。だが2戦目は堂々と勝負し、敗れたものの接戦になっている。

「結果としては負けたけど、闘いの部分で負けた感じはしない。劣ってたとか打ち負けたとは思ってないので。自分のやり方で間違ってなかったんだと」

 昨年11月の初戦から今年8月の再戦までに、それだけ成長していたのだ。

「だからあと1年あれば、楽勝できるくらいまでになれる。向こうはもう完成してるじゃないですか。僕は成長し続けてるんで。次はボコボコにできる可能性もあるなって」

 何か変わったこと、特別なことはしなくていい。自分の成長、自分の実力、外国勢にもそれをぶつけるだけだ。今回の試合、勝ち方は意識するかと聞くと、原口はこう答えた。

「今回は勝てば何でもいいと思ってます」

 なぜなら、この試合は日本とGLORYの対抗戦だからだ。『THE MATCH 2022』もそうだった。とにかく勝ちにいく。

「その気持ちでいると自然に脱力できて、いい動きができるんで。倒せたらラッキーくらいの感覚でいきます」

 そうやって闘って、『THE MATCH 2022』では鮮やかなKO勝ちになった。今回もそうなることに期待しよう。

文/橋本宗洋

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