木村一基九段の猛攻撃に弟子「しびれる質問で…」仲良し師弟の“口撃”クッキングにファン「ナイスコンビや」「淡々と料理する高野先生すこw」／将棋・ABEMA師弟トーナメント

　8組の師弟により“最強の師弟”を決める超早指し戦「ABEMA師弟トーナメント2022」の予選対局を前に、木村一基九段（49）と高野智史六段（29）師弟が大会恒例のチーム動画収録に参加した。料理好きの高野六段が「栄養をつけてトーナメントに挑みましょう」と、木村九段の好物・鶏のから揚げ作りに挑戦。師匠からの猛“口撃”の中、高野六段は無事に手料理を完成させることができるのか、ファンはハラハラ＆爆笑しながら見守った。

【動画】高野六段の作った鶏のから揚げ

　前回大会のチーム動画収録時から、高野六段の手料理を楽しみにしていた木村九段。「私の料理でおもてなししたい」という高野六段の企画に、「ついに高野君の料理を食べる日が来た」と嬉しそうな表情を見せた。師弟で揃いのコックコート、コック帽に着替えると、さっそくから揚げ作りに着手した。

　木村九段にとって鶏のから揚げは、「大好きで対局前日には必ず食べる」勝負メシだという。棋界でも指折りの料理好きとして知られる高野六段とあり、包丁さばきはお手の物。「今日のテーマは“まごころ”です」と、手際よく主菜、副菜の準備を進めていった。しかし、隣に立つのは将棋界トップクラスのトークスキルを持つ木村九段。この日もエンジン全開、「高野君が三段の時にね、麻雀をやっているのを私だけ知らなくてね。鈴木大介（九段）さんに『そんなの知らないの師匠だけだよ』とか何とか言われてね～」と修行時代の秘話など“口撃”を次々と繰り出していた。

　師匠の攻勢に耐えながら、黙々と手を動かす高野六段。それでも木村九段の厳しい攻めが緩むことはない。前回大会でのチーム動画では互いのことを知るためのクイズ企画に挑戦したが、高野六段が『師匠の生年月日』『師匠が王位を獲得したのは何歳の時？』を次々に外したことを振り返り、改めて出題。高野六段は料理の緊張感もあってか、「…ち、ちょっと厳しい…料理以上にしびれる質問で…」と“投了”を告げざるを得なかった。

　盤上では“千駄ヶ谷の受け師”の異名を持つ木村九段が、キッチンでは完全攻勢。ファンからは「評価値あったら終始師匠に振り切ってるんじゃないw」「私も食べたい…」「この2人ほんと好き」「木村先生似合うわー」「口撃クッキングすごいw」「ナイスコンビや」「それでも淡々と料理する高野先生すこw」と多くのコメントが寄せられた。

　集中砲火を浴びながらも、から揚げ定食を完成させた高野六段。想像以上の出来栄えと味に、木村九段は「嬉しいもんですね。美味しかったです。料理してるところも様になっていたし良いところが見られました。（お味は）100点！」と満面の笑みを浮かべていた。

　たっぷりと英気を養ったところで、向かうは師弟トーナメントだ。前回は悔しい予選落ちとなっただけに、今期に掛ける気持ちはどのチームよりも強い。「出るからには優勝。でもまずは本戦だね」と目前に迫る予選Bリーグを見据え、闘志を燃やしていた。

◆ABEMA師弟トーナメント　日本将棋連盟会長・佐藤康光九段の着想から生まれた大会。8組の師弟が予選でA、Bの2リーグに分かれてトーナメントを実施。2勝すれば勝ち抜け、2敗すれば敗退の変則で、2連勝なら1位通過、2勝1敗が2位通過となり、本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで、チームの対戦は予選、本戦通じて全て3本先取の5本勝負で行われる。第4局までは、どちらか一方の棋士が3局目を指すことはできない。
（ABEMA／将棋チャンネルより）

【動画】料理男子 高野智史六段の勝負メシ[チーム木村]

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【動画】弟子の良いところ当てるまで帰れません![チーム深浦]

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