将棋の朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント1回戦が1月14日に行われ、豊島将之九段（32）が久保利明九段（47）に104手で勝利した。豊島九段は午後2時から、山崎隆之八段（41）対菅井竜也八段（32）戦の勝者とベスト4入りをかけて対戦する。
久保九段の先手で始まった一局は、三間飛車の出だしに。豊島九段の角交換から、先手は向かい飛車へと振り直し、早指し棋戦らしく猛スピードで駒組みが進められた。過去に2度のタイトル戦で名勝負を繰り広げた両者。先にペースを握ったのは豊島九段だった。後手は持久戦に備えて左美濃に構え、先手の玉頭へと狙いを定めた。久保九段は技を繰り出し後手に迫ったが、豊島九段は冷静対応。最後は桂打ちから鮮やかに勝利を飾った。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
