「ダウン症」を抱える6歳の少女の日常をつづったInstagramに注目が集まっている。少女のお母さんに、投稿を始めたきっかけと育児について話を聞いた。
【映像】アパレルブランドの公式モデルに ダウン症少女・COCOちゃん
6歳のCOCOちゃん。好奇心旺盛な性格で、お母さんのインタビュー中に扉を開けて入ってきてしまうお転婆な姿を見せる。
「少しでも多くの方にこの子の存在を見つけてもらいたいと強く思った」
COCOちゃんのお母さんがInstagramを始めたきっかけは、娘に対するママ友のある反応だったと明かす。
「会話の糸口として娘の写真を見せたところ、『そうなんですねー』という感じでスルーされてしまった。このままだと“障がいのある人”というマイノリティの枠の中で、ごく少数の人にしか知られることなく娘は生きていくのかと想像したら、たまらない気持ちになった」
約1年半前、InstagramでCOCOちゃんがダウン症であると公表した母は、明るく生きる娘の可愛さを知ってもらうために投稿を開始。日々の何気ない一コマや、お出かけの様子など、その可愛さが話題となり、徐々にフォロワーが増加。現在は、約8000人のフォロワーがいる。
「『ダウン症へのイメージが変わった』『勇気と希望をもらいました』『なぜか涙がでました』とおっしゃる方もいて、私たちの方が感激して、うるうるしながらメッセージを読んでいる。インスタを頑張っていてよかったとやりがいを感じさせてもらった」
そして、2022年12月にはアパレルブランド「GAP」が開催するキッズモデルのコンテストに応募。数万人の中から選出され、1年間公式モデルとして活動することになった。
COCOちゃんのお母さんは、ダウン症の育児に悩む人へこう話す。
「ダウン症の子育ては思っている以上に楽しい。成長がゆっくりで、中々進まないことも多いが、その分、できることになったときの喜びはすごく大きい。福祉制度や医療、療育の体制も充実している。自分の心の持ちようで、明るい未来は描けるということを伝えたい」
また、今後もゆっくりと進むCOCOちゃんの成長を見守っていきたいと語った。
「かわいいお洋服を着たり、肌のお手入れをしたりするのが好きなので、将来はモデルや美容家になってくれたら素敵。娘の発信をすることで、少しでもダウン症への理解が進めば、きっとみんなが優しくなれる世界が広がっていくと思う。これからも娘のかわいらしい部分を発信し続けたい」
(『ABEMAヒルズ』より)
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