プロレスリング・ノアのマットで異例の女子タッグ戦。さらにそこで炸裂した「ジャングル・バスター(キン肉バスター)」に会場と視聴者が騒然。余りの急角度で落ちる破壊力に使い手、モハメド・ヨネも「二段階で落としていて、あれは返せない…」と絶賛。視聴者からも「落ち方危ねえ」「キン肉マンの原作通り!」と驚きの声が上がった。
1月22日に横浜アリーナで開催されたプロレスリング・ノア「GREAT MUTA FINAL ” BYE-BYE”」で、安納サオリ、ジャングル叫女組と夏すみれ、雪妃真矢組が対戦。グレート・ムタ・ファイナルに相応しいオマージュ技が次々と飛び出すなか、叫女がフィニッシュ「ジャングル・バスター」でスリーカウントを奪い2年4カ月ぶりの日本マットで劇的な勝利を収めた。
それぞれ海外拠点や国内団体を離れフリーランスとなった4選手。昨年、東京愚連隊興行でノアマットに登場した夏と雪妃が合体。アメリカを拠点とする初参戦の叫女は実に2年4カ月ぶりの国内リング参戦となった。
両軍一進一退のなか、夏がコーナーで叫女に股間を押し付け、言葉責めを浴びせるなど、精神攻撃で追い込んでいく。対する安納も叫女にインディアン・デスロックを決めながら、カットに入った雪妃にフィッシャーマンと2人をまとめる合わせ技、さらに足4の字からブリッジに入る「フィギュアエイト」なぢ、珍しい技を次々に繰り出す。瞬き厳禁の目まぐるしい攻防にABEMA視聴者からは「身体能力凄い」「テクニシャンだ」と驚きの声。対する夏もこの日の主役である“ムタ・リスペクト”のシャイニング・ウィザードを繰り出し会場を盛り上げた。
中でも会場がどっと湧いたのは、叫女が見せたフィニッシュ・ムーブ。コーナーから夏を抱え上げ急降下のジャングル・バスター(キン肉バスター)でのスリーカウント。
この日のABEMAゲスト解説、モハメド・ヨネの十八番ということもあり「解説にたまたまいて、まさかですよね。二段階で落ちているので、一回尻がついて、さらに頭が落ちてる。あれは返せない…」と、同じ得意ワザを持つレスラー視点での解説を披露した。
「首から落とした垂直式」「落ち方危ない」「後ろに倒れないで(キン肉マンの)原作に忠実だったのが凄い」と驚きの声や、普段女子プロレスに馴染みのない視聴者からも「女子プロレスの技エグいなあ」「女子プロレスに興味が湧いてきた」といった声が聞かれるなど、大きなインパクトを残したようだった。