ひろゆき氏「私立は娯楽だから自腹で」都が“年間10万円”私立中学生の学費補助に賛否
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 東京都が私立中学校の授業料につき、年間10万円の補助を検討していることが分かった。ただし、対象となるのは年収910万円未満の世帯だ。背景に東京都では4分の1が私立中学に通っている現状がある。

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 この補助について、ネット上では「塾に高い金を払って私立に行かせる金持ちの家より、生活の苦しい公立の家庭を支援してほしい」といった厳しい声のほか、「東京は私立に行かせる家が多いし、選択肢を増やす意味ではいいと思う」「10万円でも助かる」などの声が寄せられている。

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  ニュース番組「ABEMA Prime」に出演したネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏は「ある種の思い込みが前提にある」とコメント。

「『子どもはいい学校に行ったほうが成績が上がる』と思い込んでいる人がけっこう多い。みんながいいと思っている学校に行こうが行くまいが、優秀な子は優秀だ。私立に行くのは娯楽なので、他人の金ではなく自腹で行けと僕は思う。税金で払う必要はない」

 東京都は18歳までの子どもに対して、所得制限なしで月額5000円支援する方針も明かしている。今回の施策と合わせると、年収910万円未満の世帯で、私立中学に通う子どもがいる場合、年間16万円が支援されることになる。

 ひろゆき氏は「私立に通えないような、公立しか行けない家庭の方をより支援すべき」とした上で「高い入学金を払って、高い制服を買える余裕を持つ家庭だけ支援するのは、僕は間違いだと思う。月額5000円の給付はありだと思う。どんな子どもでも受け取れるからだ。ただ、今回は私立中学の助成金みたいなもので、一部だけが得するのはどうかと思う」と主張する。

ひろゆき氏「私立は娯楽だから自腹で」都が“年間10万円”私立中学生の学費補助に賛否
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 元官僚で制度アナリストの宇佐美典也氏は「結局は学校側のコストが上がっている」と指摘。

「子どもに出していると見るのではなく、学校が授業料を値上げするときの“原資”を都が出している。これが正しい見方だと思う。ある種、私学と業界団体を取り込むための予算だ」

 宇佐美氏の見解にひろゆき氏も「公立も含めて年収910万円未満で、中学生がいる家庭に全員に年額10万円だったら全然いいと思う」とした上で「一部の私学だけお金を渡すのは、宇佐美さんが言った『票』が重要で、『選挙があるから今後のために私学と仲良くしておくと得だろう』という小池都知事の思惑がちらついている」と述べた。

 私立中学に子どもを通わせている保護者へ向けた東京都の10万円補助。実現に向けて、さまざまな議論を呼びそうだ。(「ABEMA Prime」より)
 

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