TKO木本、巨額投資トラブル後初の会見 日刊ゲンダイ芸能デスク「釈明会見としてはお手本のようだ」
【映像】木本武宏 会見で現在の借金を明かす
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 去年7月、巨額投資トラブルの報道があり、所属事務所との契約が終了したお笑いコンビTKOの木本武宏(51)。翌8月、“お詫び文書”で説明し、相方の木下隆行(51)が初めて騒動について言及。「本当に情けないコンビ。二人とも不祥事を起こし、松竹芸能を退社し情けなくかっこ悪い」と謝罪した。

【映像】木本武宏 会見で現在の借金を明かす

 また、投資トラブルについては「原因は『FX投資』と『不動産投資』。投資家のA氏とB氏は“無登録業者”で、弁護士を通じて返金交渉をする。紹介した出資者に立て替え返金をして、返金の原資は資産売却および親戚知人からの借り入れだ」と説明していた。

 騒動後初めてとなる会見について、報道各社に送られた文章によると、「皆様の前で自身の口からご説明できておらず、今に至ることを改めてお詫び申し上げます。昨年末ぐらいから徐々に解決してきており、ようやく皆様の前でご説明できる時期になりました」としている。

 そして23日、会見で木本は次のように説明した。

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「トータル1億7000万円を預けたAと連絡が取れなくなっていた。そのうちの6000万円は返却されたものの、1億1000万円が宙に浮いたままだった。そんな中、Bが不動産投資で成功している噂を聞き、自分を含め4人が不動産投資をした。責任を感じている。先にみんなのお金を返したいという思いがある」

「自分がお金の運用などはしていない。浅い知識で仲間に興味を持たせて儲けようとしたのが大きな過ちだった」

「トラブルで宙に浮いたのが約4億円。(借金は)現在3分の1程度に収まっている」

「FXトレード分の返済が始まったのが9月からで、Bからも返済計画が示された。もし返ってこなかったら自分で返済すると伝えている」

「生活のためにアルバイトもやっていた。知人の会社などに力を貸していただいた。建物のメンテナンスや、映像編集が趣味だったので映像編集の手伝いなどもしていた。顔がばれないような働き口を紹介してもらっていた」

「(今後コンビで)やれることは相方とのネタ作り。少し前から作り始めている。2月に大阪でのトークライブを予定している」

 こうした木本の会見について『ABEMAヒルズ』に出演した、日刊ゲンダイ・芸能編集部長の米田龍也氏は「釈明会見としてはお手本のようだ」と見解を示す。

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「話せない部分はあるのだろうが、基本的に彼は詐欺被害者で、罪を犯したわけではない。最後のコンビ復活までの流れをきれいに仕上げていて、釈明会見という場であったが、“リカバリーショット”としても完璧だったのではないか。弁済を含めても必死に働いて返すしかないが、アルバイトをして返せる金額ではない。やはりTKOというコンビを復活させて、どんな仕事もやる決意でこの場に臨んだのだろう。周到に公式サイトを立ち上げたのを含めても、これからTKOとしてやっていく“再出発宣言”のように受け止めた」

 また、「謝罪とコンビの再開を混合するな」という意見については「その通りだと思う」と同意しつつ、自身の考えを述べた。

「(タイミングについては)テレビも見たくなかったと話していたぐらいなのだから、とてもそういう余裕は無かったのではないか。一段落して、返済の目途も立ったことで今になったのだろう。木下さんも3年前の騒動でくすぶっていたが、今回リスタートとして、二人並んで笑いに包まれる締めになったのは良い形ではないか。芸人としては得難い経験をしたくらいの気持ちで、塞翁が馬として乗り越えていくしかないだろう」

(『ABEMAヒルズ』より)

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