日本将棋連盟による1月30日週の公式戦は、藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が2局に登場。2月1日には順位戦A級で永瀬拓矢王座(30)と対戦。最年少名人獲得に向けて重要な一局だ。また5日からは棋王戦コナミグループ杯五番勝負が開幕。11連覇を目指す渡辺明棋王(名人、38)に藤井竜王は六冠目をかけて挑戦する。主な対局は以下のとおり。
【中継】第48期 棋王戦コナミグループ杯 五番勝負 第一局 渡辺明棋王 対 藤井聡太竜王
1月30日(月曜日)
竜王戦6組 平藤真吾七段 対 小山怜央アマ (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦女流順位戦A級 西山朋佳女王・女流王将 対 加藤桃子女流三段 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦女流順位戦A級 甲斐智美女流五段 対 中村真梨花女流三段 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦女流順位戦A級 渡部愛女流三段 対 山根ことみ女流二段 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦女流順位戦A級 伊藤沙恵女流名人 対 上田初美女流四段 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦女流順位戦A級 中井広恵女流六段 対 加藤圭 女流二段 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦女流順位戦B級 室田伊緒女流二段 対 塚田恵梨花女流初段 (携帯中継)
1月31日(火曜日)
伊藤園お~いお茶杯王位戦挑決リーグ 渡辺明名人 対 池永天志五段 (ABEMA・携帯中継)
棋王戦コナミグループ杯予選 大石直嗣七段 対 藤本渚四段 (携帯中継)
新人王戦 増田康宏六段 対 貫島永州三段 (携帯中継)
2月1日(水曜日)
順位戦A級 佐藤天彦九段 対 菅井竜也八段 (携帯中継)
順位戦A級 広瀬章人八段 対 斎藤慎太郎八段 (携帯中継)
順位戦A級 糸谷哲郎八段 対 稲葉陽八段 (携帯中継)
順位戦A級 藤井聡太竜王 対 永瀬拓矢王座 (ABEMA・携帯中継)
藤井竜王は最年少名人獲得に向けて、現在6勝1敗と単独トップ。本局を含めて残り2局に勝利すれば文句なしで、渡辺明名人への挑戦権を獲得する。一方、2敗グループには3人が固まっており、この日に藤井竜王が勝利した場合でも、挑戦権が決まることはない。勝敗数が並んだ場合にはプレーオフになるが、3人以上の場合、今期初参戦の藤井竜王には連勝が求められることから、条件としては厳しくなる。持ち時間は各6時間で、先手は永瀬王座。
順位戦A級 佐藤康光九段 対 豊島将之九段 (携帯中継)
順位戦C級1組 石井健太郎六段 対 出口若武六段 (携帯中継)
王座戦二次予選 深浦康市九段 対 中川大輔八段 (携帯中継)
王座戦二次予選 藤井猛九段 対 飯島栄治八段 (携帯中継)
2月2日(木曜日)
順位戦C級2組 佐々木大地七段 対 渡辺大夢六段 (携帯中継)
順位戦C級2組 石田直裕五段 対 今泉健司五段 (携帯中継)
順位戦C級2組 南芳一九段 対 斎藤明日斗五段 (携帯中継)
順位戦C級2組 冨田誠也四段 対 古賀悠聖四段 (携帯中継)
順位戦C級2組 高田明浩四段 対 徳田拳士四段 (携帯中継)
ALSOK杯王将戦一次予選 森内俊之九段 対 丸山忠久九段 (携帯中継)
2月3日(金曜日)
王座戦二次予選 郷田真隆九段 対 中村太地七段 (ABEMA・携帯中継)
王座戦二次予選 杉本昌隆八段 対 大石直嗣七段 (携帯中継)
棋王戦コナミグループ杯予選 谷川浩司十七世名人 対 折田翔吾五段 (携帯中継)
ALSOK杯王将戦一次予選 杉本和陽五段 対 渡辺和史五段 (携帯中継)
2月5日(日曜日)
棋王戦第1局 渡辺明棋王 対 藤井聡太竜王 (ABEMA・携帯中継)
竜王とともに棋王の永世称号を持つ渡辺棋王が11連覇をかけて臨む五番勝負。挑戦は、過去タイトル戦で1度も挑戦・防衛の失敗がない藤井竜王だ。過去には棋聖、王将と2つのタイトルを奪われており、対戦成績でも2勝12敗と大きく負け越している。ただ、藤井竜王は順位戦A級でもトップを走っており、名人戦七番勝負に出てくる可能性も高く、渡辺棋王にとっては棋王だけでなく名人の座も守るため、最強の挑戦者をどう迎え撃つかが棋士人生の中でも大きな節目になりそうだ。持ち時間は各4時間で、先手・後手は振り駒で決める。第2局以降は先後が入れ替わり、第5局まで進んだ場合は再度振り駒になる。
女流名人戦第3局 伊藤沙恵女流名人 対 西山朋佳女王・女流王将 (携帯中継)
順位戦C級2組 豊川孝弘七段 対 古賀悠聖四段 (携帯中継)
(写真提供・日本将棋連盟)