プレミアリーグ初挑戦ながらも圧倒的な成績を残している日本代表MF三笘薫が、ブライトンでの充実ぶりを語った。クラブ公式サイトが日本人アタッカーのコメントを伝えている。
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ベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへのレンタル移籍を経て、今シーズンからブライトンでプレーする三笘。8月13日に行われた第2節のニューカッスル戦で途中出場からプレミアリーグ初出場を記録するなど、グレアム・ポッター前監督のもとではジョーカーとして出場機会を得た。
潮目が変わったのはロベルト・デ・ゼルビ監督就任以降。特に10月29日に行われた第14節のチェルシー戦では、初先発から初アシストを記録し4-1の快勝に大きく貢献した。
この活躍を境にポジション奪取に成功すると、続く第15節のウォルバーハンプトン戦でプレミアリーグ初ゴールを記録。2023年に入ると、アーセナル戦、エヴァートン戦で連続ゴールを挙げ、第21節のレスター戦ではデル・ピエロ・ゾーンからのビューティフルゴールを決めるなど、14試合4ゴール1アシストと最高の結果を残している。
ここまでの戦いぶりについて三笘は「予想以上に得点やアシストができているので、先発の座をキープできている」とコメント。「このまま勝ち続けることでもっと信頼されるようになるだろうし、いい循環になる」と手応えを感じているようだ。
三笘の活躍はプレミアリーグにとどまらない。1月29日に行われたFAカップ4回戦のリヴァプール戦では、世界の度肝を抜いた“ダブルタッチシュート”が決勝点となり、チームを勝利に導いた。
「これだけいい場面でいいパスをもらえるチームは他にない。ここでゴールを決められないと、他では絶対にできないですから」とチームメイトとの良好な関係性が、好調の要因と見ているようだ。
さらに「チームが勝っているからこそ、僕は(メディアから)賞賛される。個人としては、名門クラブの選手にはまだまだ及ばないと思っています。客観的な視点で自分を見ている」と、さらなる成長を誓った。
今後の目標については「できれば全試合で、できるだけ多く得点したい。何点取りたいという目標もありますが、あまり意識しすぎるのも良くないと思うので、とにかく全試合で得点できるようにしたいです」とゴールへの強いこだわりを見せた。
なお、日本人選手でプレミアリーグ1シーズンの最多ゴール数は、香川真司(マンチェスター・ユナイテッド時代)や岡崎慎司(レスター時代)が記録した6ゴール。すでに4ゴールを決めている三苫には、この記録の更新も期待がかかる。日本期待のアタッカーの物語は始まったばかりだ。
(ABEMA/プレミアリーグ)
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