【プレミアリーグ】チェルシー0-0フルアム(日本時間2月4日/スタンフォード・ブリッジ)
170億円男・フェルナンデスの実力は本物だった。2022-2023シーズン冬の移籍市場で大型補強を敢行したチェルシーが、最終日にアルゼンチン代表MFフェルナンデスをベンフィカから約170億円で獲得。それからわずか3日後に行われたフルアム戦で先発出場すると、早速”プレミアリーグ史上最高額”の実力を発揮した。
【映像】”英国史上最高額”フェルナンデスがデビュー戦で「レベチ」な縦パス
ポッター監督の下で迎えた初めての移籍市場となった今冬にチェルシーは、フランス代表DFバディアシルやウクライナ代表FWムドリク、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスら8選手を補強。この大型補強を締めくくる形で、移籍市場最終日にアルゼンチン代表MFフェルナンデスをプレミアリーグ市場最高額の約170億円で獲得することに成功した。
昨年11月から行われたFIFA ワールドカップ カタールで大会最優秀若手選手賞を受賞した逸材は、加入から3日後に行われたフルアム戦でスタメンに名を連ねた。すると早速持ち味を発揮している。
スコアレスで迎えた35分、フェルナンデスは中盤でフルアムの元ブラジル代表MFアンドレアス・ペレイラからボールを奪うと、そのまま前線に走り出していたフリーのモロッコ代表FWシイェシュへと素早く縦パスをつけてチャンスを演出した。
このボール奪取からの素早いチャンスメイクにABEMAで解説を務めた福田正博氏は「フェルナンデスの良さはボールを奪って、縦につけられることです。彼のポジションでボールを奪ったときは攻撃として速い攻撃を仕掛けるとチャンスになりますし、それを可能にする技術と戦術眼を持っている選手ですね」と絶賛している。
多くの選手が流動的にポジションを動かすポッターサッカーの戦術にフィットすることは、難しいとされているが、合流からわずか3日でスタメン起用されているのは、期待値の現れと高い実力の持ち主である証拠だろう。長年チェルシーで司令塔として君臨していたイタリア代表MFジョルジーニョが今冬にアーセナルへと移籍したこともあり、フェルナンデスには新たな中盤の要としての活躍が期待されている。
(ABEMA/プレミアリーグ)