【プレミアリーグ】ブライトン-ボーンマス(日本時間2月5日/アメックス・スタジアム)
プレミアリーグで好調を維持する日本代表MF三笘薫が、日本時間5日に行われる第22節のボーンマス戦に出場予定だ。今節マッチアップするのは、イングランド人DFアダム・スミス。ローン時代を含め11シーズンを“チェリーズ”に捧げてきた燻銀を紹介する。
昨季、EFLチャンピオンシップに所属したボーンマスは、優勝こそフルアムに譲るも2位で3シーズンぶりのプレミアリーグ復帰を果たした。リーグ戦終盤から右サイドバックとして活躍していたのがアダム・スミスだ。
トッテナムの下部組織出身のアダム・スミスは、2008年にトップチームに昇格すると、その後はローン移籍を繰り返し8クラブでプレーした。2014年1月、以前レンタルでプレーした経験もあるボーンマスへと完全移籍で“復帰”している。
派手さこそないが、堅実で安定感あるプレーを披露。主戦場としている右サイドバックだけではなく、左サイドバックとしても戦えるなど柔軟さを持ちあわせる。
今季のボーンマスは主に4バックを採用しているが、強豪相手には5バックを敷く。その中でアダム・スミスは4バックであれば右サイドバック、5バックであれば右のストッパーを務める。今回のブライトン戦でどちらのフォーメーションで臨むかは未知数だが、三笘とマッチアップすることは明らかだ。
アジリティで勝負するタイプではないため、緩急自在のドリブルで勝負を挑む三笘にとってはやりやすい相手かもしれない。おそらく多くの局面で三笘が圧倒することになるだろう。それだけに、大袈裟ではなくブライトン勝利の鍵を握るのは“三笘の突破力”といえる。
しかしアダム・スミスも日本人アタッカーを十分に警戒しているはずだ。サイドバックとしては豊富な運動量で粘り強い対応、ストッパーとしてはカバーリングの対応力でピンチの芽を摘むなど、ポジションに応じた“三笘封じ”を実践してくるだろう。
絶好調の三笘薫が再びピッチで“マジック”を披露するのか。それとも燻銀ディフェンダーが新進気鋭のアタッカーを止めるのか──。注目の試合は日本時間5日0時キックオフだ。
(ABEMA/プレミアリーグ)(c)GettyImages