【プレミアリーグ】ブライトン1-0ボーンマス(日本時間2月5日/アメックス・スタジアム)
三笘薫の存在は対峙したDFアダム・スミスにとっては“悪夢”のようなものだった。経験豊富なディフェンダーはこの日本代表MFを止めることに大苦戦し、三笘がヒールトラップ&ターンでの突破を試みた場面では思わず手でドリブルを阻止。手を使っていないアピールをしたが、主審にはしっかりと見えていたようだ。
長くスコアレスが続いたブライトン対ボーンマスで、見どころの一つとなったのが三笘薫vsアダム・スミスの対戦だ。別の場面ではアダム・スミスが三笘にドリブルで抜かれ、思わず両手で捕まえようとするなど、この日の対決は明らかに三笘に分があった。
84分、タッチライン際でボールを受けた三笘は、ヒールでボールをコントロールすると、そのままターンしてドリブル突破を試みた。三笘に対してアダム・スミスはしっかりとマークについていたが、この予想外のプレーに後手を踏む形となり、思わず手で阻止してしまった。
アダム・スミスは主審に対して「手を使っていないよ!」と言わんばかりのジェスチャーで抗議をしたが、レフェリーにはしっかり見えていたようでイエローカードが提示されている。
ABEMAで解説を務めた鄭大世氏は「うまい!踵でターン。見たことないですよ、あんなの。相手がどのレベルであろうと同じ事をしますね」と、三笘のアイデアと技術の高さに改めて感心している様子だった。
ABEMA視聴者も「ブルーロックだよマジで」「三笘ターン」と反応。中には「神の手は許されなかったか」と、18世紀のイギリスの経済学者アダム・スミスが著書『国富論』で唱えた「見えざる手」とかけてコメントを寄せた視聴者もいた。
経験豊富で運動量も多く、粘り強い守備で奮闘していた“燻銀”アダム・スミスだったが、この日「三笘被害者の会」の仲間入りとなってしまった。
(ABEMA/プレミアリーグ)