会社役員や投資家としての顔も持つ、芸人の厚切りジェイソン。4日のABEMA『NewsBAR橋下』にゲスト出演し、「FIRE」について橋下徹氏と議論を交わした。
【映像】利回り4%で数千万円!? 厚切りジェイソン、自身の“FIRE達成”を明かす
投資や資産運用の利回りなどで生計を立て、経済的自立と早期リタイアを実現する「FIRE」という言葉。注目を集めてから数年が経つが、去年アメリカ株が不調に陥ったことや世界的な物価上昇を受け、FIRE生活に見切りをつけて再就職する「FIRE卒業」という言葉が話題となっている。
そうした中、厚切りジェイソンはそもそものFIREに対する考え方に違いがあると話す。
「僕が言うFIREはあくまでの計算の話で、支出×25(倍)の総資産があれば達成だと思っている。芸能活動やITの仕事などまだ色々なことをやっていて、収入が止まったわけではない。今FIRE卒業と言っている方々は収入を完全に止めていた人なのかなと感じているが、僕としては“自由になった”という気持ちのことだ」
橋下氏が「いつ仕事を辞めても大丈夫、という安心感。支出×25の総資産を4%の利回りで運用すれば、自分の支出は全部まかなえる状態」と説明すると、厚切りジェイソンはその実現性について次のように続ける。
「例えば、S&P500とか投資信託とか。ちなみにS&P500の想定利回りを遡って換算すると6.4%だから、4%は実現できる数字だ。ただインフレ分の購買力は減っていくので、その分の2%前後をマイナスして、4%は使ってもいいというのが科学的なFIREの考え方」
現在36歳の厚切りジェイソンは、30代に入る前にFIREを達成したという。
「1回東京に引っ越したタイミングで、FIRE達成ではなくなった。その後戻ったが、最初に“このくらいの人生だったら大丈夫だろう”となったのは28歳くらいの時。ただ、普通は真似できないような収入、例えば芸能界の活動と、所属している会社が2015年に上場した時の持ち分である程度入ってきて、それ込みで計算した」
さらに、前述の4%の利回りで「自分の生活が十分できる」と明かすと、橋下氏は「計算上は数千万円くらい入って来る?」と質問。これに厚切りジェイソンは「そうね……でもそんなに入ったとしても使おうと思っていないし、さらに成長させていくだけ」と投資家の顔を見せていた。(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)