2月21日に東京ドームで行われるプロレスリング・ノア「chocoZAP presents KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE ~HOLD OUT~」の第2弾・記者会見が都内で行われ、度重なる舌戦と2度の大乱闘を繰り広げ、因縁を深めているプロレスリング・ノアの清宮海斗と新日本プロレスのオカダ・カズチカが出席…と思われたが、オカダが会見を“ボイコット”する異例の事態となった。まさかの事態を受け、マイクを握った清宮は鬼の形相。「どういうことですか!オカダ! 東京ドームは逃げるなよ!」と怒りをあらわにした。
オカダと清宮、因縁の発端は1月21日(土)に横浜アリーナで開催された『WRESTLE KINGDOM 17 in 横浜アリーナ』での出来事。清宮がオカダの顔面に清宮がキックを打ち込んだことを受け、壮絶な場外乱闘に発展。試合はノーコンテストとなった。さらに試合後、シングルマッチを要求した清宮が背中を向けたオカダに対して「ビビってんのか?ビビってるんだったら、帰れ!オイ!」などと挑発。これにオカダが向き直って激高する一幕があった。
その後、両者の対戦について様々な憶測が乱れ飛ぶなか、11日にはIWGP世界ヘビー級選手権で鷹木信悟と対戦したオカダ・カズチカが試合後に報道陣の問いかけについて「その件に関しては、けりはついてます」ときっぱり。この発言を受け「消滅」の2文字が踊ったが、その翌日、12日に再び事件は起きた。
エディオンアリーナ大阪で行われた『NOAH GREAT VOYAGE 2023 in OSAKA』。メインイベントのGHCヘビー級選手権試合で清宮海斗とジャック・モリスが対戦。試合は解説席で見守る武藤敬司が「100点」と称賛した変形シャイニング・ウィザードで清宮が勝利。しかし、その直後にオカダ・カズチカがリングに乱入。高々とベルトを掲げる清宮の背後から駆け寄ると、清宮をレインメーカーでマットに沈めてみせた。
ノアファンで埋まる会場は大ブーイングで騒然となったが、“帰れコール”が響く中でマイクを拾ったオカダ・カズチカは「ビビってるわけも、逃げるわけもねーだろ! このヤロウ!」と切り出すと「オイ清宮、試合したいんだったらよぉ…『オカダさん、試合してください。よろしくお願いします』だろこのヤロウ」と大の字の清宮に対して公開説教。
さらに「東京ドーム、やってやるよこのヤロウ。ただお前には興味ないんだよ。ノアファンがうるせぇんだよ」などと会場のノアファンに突っかかると「お前らに絶望を味あわせてやるからな」と吐き捨て、マイクを放り投げてリングを下り、ブーイングが収まらない花道で堂々とレインメーカーのポーズ。清宮はもちろん、ノアファンをも挑発する暴挙に出ていた。
また、オカダからのメッセージとして「2月18日のタイトルマッチに集中したいから、本日は欠席します」との短いコメントが代読された。