レフェリー“激おこ”直後の衝撃KO 「怒られたからやってやったよ」勝利者インタビューにツッコミ殺到
【映像】レフェリー“激おこ”直後に衝撃KO
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 最終ラウンドも残り時間わずか。両選手ともに攻める気が無く、流しはじめる展開にレフェリーが激怒。「残り1分、真面目に打ち合え!」と一喝のイエローカードを双方に提示した直後、"前のめり“による壮絶KO決着。勝者は「レフェリーに怒られたからやってやったよ」と勝利後のインタビューで笑顔を見せると、「勝因はレフェリー」などツッコミが相次いだ。

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 2月17日にタイで開催されたONE Championship「ONE Friday Fights 5」。フリッツ・ビアグタン(フィリピン)とヌルムハンマド・アダムホノフ(ウズベキスタン)の対決は試合終了30秒前にビアグタンがアダムホノフをKO。試合を進行するレフェリーの露骨な「倒せ」指令に散った敗者に同情する声も寄せられた。

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 2019年にRIZINの舞台で那須川天心と対戦したビアグタン。“マニー・パッキャオが激推しする選手”の触れ込みで来日するも「パッキャオとは一度も会ったことがない」と正直に告白。「触れ込み詐欺」と揶揄されつつも、那須川と激戦を展開、試合には敗れたもののタフさで爪痕を残した。

 試合は1ラウンド、膠着状態からビアグタンがボディなど強い打撃を当てると「オマエ効いてるんじゃないか?」とふてぶてしいジェスチャー。対するアダムホノフのフルスイングの一発でビアグタンが一瞬落ちるが、指を立て「かかってこいや」と何度も挑発し気の強さを見せる。

 2ラウンド、両者が拳を振るうが再び膠着状態。ラウンド終盤ビアグタンのラッシュにアダムホノフがグラつく場面も、ここはゴングに救われる。3ラウンド、前ラウンドのダメージがあるアダムホノフと、攻めながらも決定打なく疲れが見えるビアグタンはもはやお見合い状態に。そんな状況にしびれを切らしたレフェリーのモハメド・スレイマンが「もっと積極的なファイトを」と最初の注意。

 しかし、アダムホノフが当てる気のないフルスイング。ビアグタンはやる気だけあるように見せかけ流しのステップからのパンチなど、倒す気迫は感じられない。延々と続く両者の消極的なファイトに対してついにレフェリーが激怒。2人にイエローカードを提示した。

「もっと打ち合って倒せ。残り1分だぞ」

 そんなレフェリーの喝に応えたのはビアグタンだった。先程の無気力から一転、猛ラッシュ。弱った身体にボディ、顔面と次々被弾したアダムホノフは、大きなフック2発で脳を揺らされ前方に崩れ、力尽きた。

 レフェリーに注意されてから30秒での衝撃的なKO劇。急かされた結果、倒しきったビアグタンは勝利者インタビューで「レフェリーに怒られたからやってやったよ、はっはっは」と高笑い。

 一方のアダムホノフは強引なレフェリーの采配の結果、2度も脳が揺れる悪夢の敗戦。ABEMA視聴者からは「無理に打ち合いになって可愛そうだ」「勝負に行かされて倒された」など同情する声も聞かれた。

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制御不能の“時間差”失神KO テンプルに突き刺す左で前のめりダウン 「意識を絶たれて地面にバウンドは脳へのダメージ大きい」と指摘も
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