三笘薫との“デ・ゼルビ新旧愛弟子対決”を制したのはフルアムのソロモンだった。前節プレミアリーグ初ゴールを決めたイスラエル代表FWは、後半途中にピッチに立つと、試合終了間際に決勝ゴールを記録。チームに勝ち点3をもたらすと同時に、ブライトンの無敗記録もストップした。
【動画】三笘との新旧愛弟子対決 “ソロモンの一撃”でブライトンの連続無敗が止まる
攻めるブライトンと守るフルアムという試合展開で進んだこの一戦は、アウェイチームの守護神レノのファインセーブもあって試合終了間際までスコアレスで進んだ。そして88分、それまで耐え続けていたフルアムがワンチャンスをものにする。
ブライトンが中盤でボールをロストすると、フルアムのセンターバックを務めるリームが最前線のカルロス・ヴィニシウスに対して鋭い縦パスを供給。ブラジル人FWはブライトンDFフェルトマンを抑えてボールをキープすると、左サイドをフリーで駆け上がっていたソロモンへとスルーパスを通した。前節もゴールを決めていたイスラエル代表はファーストタッチで上手くボールをコントロールしてペナルティエリア内に侵入すると、角度がないなかでも自慢の左足を振り抜き、グラウンダーのシュートが逆サイドのネットに突き刺さった。
この得点が決勝点となりフルアムが0-1で勝利を収め、敗れたブライトンは連続無敗がストップした。絶好調の三笘も後半にかけて相手に対策されたこともあって、あまりパスが回ってこず、先発メンバーではチーム最少のタッチ数に終わっている。
後半にかけて日本代表FWの存在感が薄れた一方で、決勝点を決めたフルアムの左ウイングのソロモンは途中出場ながらこの試合の主役となった。昨季までシャフタール・ドネツクでプレーしていた同選手は、同クラブを率いていた現ブライトン監督であるデ・ゼルビの教え子であり、左ウイングの不動のレギュラーとして活躍していた過去がある。前日会見でも「彼を愛している」と語ったデ・ゼルビの”愛弟子”が、恩師の前で再び輝きを見せた。
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