海外の選手、ファンも独特なフォームにきっと驚くだろう。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表(侍ジャパン)の宮崎キャンプ3日目が2月19日に行われた。先発ローテーションに入るエース格の一人、オリックス・山本由伸投手は同キャンプで初のブルペン入り。状態について本人は「ぼちぼち」と振り返ったが、このオフから取り組んでいる新フォームは順調の様子。栗山英樹監督も、山本のフォームや球筋に熱視線を送ると、ファンからも「独特のフォーム」「打ちづらそうなフォーム」とコメントが殺到した。
もともと山本のフォームは腕や足をピンと伸ばして個性的だったが、新フォームは足をほとんど上げることなく、マウンドの傾斜に足先を滑らすように投げていくもの。MLBには投げる前にゆらゆら揺れたり、ステップを踏んだりと独特な投手は多いものの、クイックでもないのに足をほとんど上げずに投げ込むというのは、非常に珍しいだろう。
160キロを超えるスピードボールは、パワーのある海外投手はゴロゴロいるが、タイミングの取りにくさがどこまでうまく作用するか。侍ジャパンとしての実戦は、25日のソフトバンク戦での登板が予定されており、ここからの数日間でさらに磨きがかかるか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)



