教えているそばからのポロリに、思わずコーチもずっこけた。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表(侍ジャパン)の宮崎キャンプ4日目が2月21日に行われた。午前中に行われた打撃練習で、巨人・岡本和真内野手はレフトの守備位置に入って練習。ヤクルト・村上宗隆内野手、西武・山川穂高内野手と守備位置がかぶるため、オプションとしての外野守備を確認した。この最中、清水雅治外野守備・走塁コーチに指導を受けたが、話し途中に飛んできたフライを岡本がまさかの落球。清水コーチの膝がガクッと折れるおもしろシーンが誕生した。
岡本は公式戦では2017年から2019年までの3シーズン、外野に入ったことはあるが、2020年シーズンからは3年連続してサードオンリー。ただ侍ジャパンでは強打者がファースト、サードに集まっていることもあり、外野経験のある岡本は巨人のキャンプ中から練習に取り組み、紅白戦でも自ら外野を希望して打球処理したこともあった。
打撃練習で飛んでくる活きた打球をどれだけ経験しているかが実戦でも役立つだけに、岡本も守備練習以外の時間からレフトに入って打球を追っていると、ライナー性の際どい当たりにスライディングキャッチも披露。ファンから拍手を浴びていた。ところが清水コーチと打球の追い方など、いろいろアドバイスをもらっている最中に飛んできた平凡なフライは、まさかのポロリ。清水コーチも「ほら、来たぞ」とばかりに難なくキャッチすると思ったところの落球だったせいか、即座にがくっと膝を折っていた。
本戦でどこまで岡本が外野に入るかは未知数だが、超攻撃的オーダーを実現するためには重要なオプションだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)



