2月21日に東京ドームで行われた武藤敬司引退試合「chocoZAP presents KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE ~HOLD OUT~」。メインイベントの第8試合「MASTER STAGE PRO-WRESTLING“LAST”LOVE」の試合後に衝撃のサプライズ。歴史的な引退試合でゲスト解説を務めた”黒のカリスマ“こと蝶野正洋に対して、試合を終えた武藤がまさかの対戦要求! これを蝶野が快諾。全プロレスファンの予想を上回るビッグマッチが実現した。
「日本プロレス史上最大の夜」と銘打たれた東京ドームでの大決戦。新日本プロレス・内藤哲也との対戦で橋本真也の袈裟斬りチョップ、三沢光晴のエメラルド・フロウジョンなどを繰り出してファンを沸かせたが、シャイニング・ウィザードや足四の字など、武藤のお株を奪う攻撃で攻め立てた内藤のデスティーノによって、最後は3カウントを聞いた。
しかし、試合後にマイクを握った武藤は「まだ自分で歩けるし、灰にもなっていない。やりたいこともある」と話すと「蝶野、戦え!」と放送席に座る蝶野に異例の呼びかけを行った。
蝶野の指名により実況を務めることになった辻よしなりアナは「一寸先はハプニング」と絶叫。さらにレフェリーはリングサイドで観戦していたタイガー服部が務めることとなった。
結果は蝶野のSTFで武藤がギブアップ。「日本プロレス史上最大の夜」に相応しい衝撃サプライズを受け、東京ドームは騒然となった。日本が世界に誇る“プロレスリングマスター”・武藤敬司は、最後までファンを魅了した。


