オリバー・グラスナー

 フランクフルトを率いるオリバー・グラスナー監督が、21日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16ファーストレグのナポリ戦に向けて、意気込みを示した。20日、ドイツ誌『Kicker』が伝えている。

 昨季ヨーロッパリーグ王者として臨んだ今大会、フランクフルトはトッテナムやマルセイユらと同居したグループDを3勝1分2敗の2位で通過した。そして21日に、直近の公式戦4試合で3勝と好調を維持するフランクフルトはラウンド16ファーストレグでナポリと対戦する。

 まずグラスナー監督は、ナポリ戦を控えるチームの雰囲気を告白。イタリア発祥の揚げ物に匹敵するほど、試合への熱情が滾っていると口にした同指揮官は「チームはフリットみたいに熱く、これ以上鳥肌が立つことはないだろう」としつつ、「私も監督として、大きな期待、大きな自信、大きな自負を持って試合に臨んでいる。選手たちがとても良い気分に浸らせてくれるんだ」とチームの完成度に手応えを感じているようだ。

 ラウンド16で激突するナポリは、今季の公式戦でわずか2敗しか喫していない(※)。ミランやインテルを抑えて、セリエAで首位を独走するナポリを評価したグラスナー監督は「ナポリに勝つ3番目のチームになりたい。彼らはアンチ・イタリアンなスタイルを体現している。セリエAではあまり見られない光景だ」と披瀝。さらに「ヨーロッパのどのクラブが相手だろうが、自分たちの力を出し切れば勝てるということを知っている。それは大きな自信を与えてくれるものだ」と勝ち抜けに向けて自信をのぞかせている。

※コッパ・イタリアのクレモネーゼ戦はPK戦での敗戦のため、公式記録上は引き分け扱い

 決してビッグクラブではないものの、欧州の舞台でも対等に戦えることを証明してきた両クラブ。注目の一戦は、日本時間22日の5時にキックオフを迎える。