カリム・アデイェミ

 ドルトムントは20日、同クラブに所属しているドイツ代表FWカリム・アデイェミの負傷状況を報告した。

 ブンデスリーガ第21節が19日に行われ、ドルトムントは4-1でヘルタ・ベルリン相手に大勝を飾った。ホームタウンの象徴的な産業である石炭からインスピレーションを得た特別仕様の“黒ユニフォーム”を選手たちが身に纏い、勝利を飾ったドルトムントは、これで2023年に入ってからの公式戦8試合全勝をキープ。同試合にスタメン出場したアデイェミは27分にドイツ代表MFマルコ・ロイスからのパスを“バックヒール”で流し込み、チームに先制点をもたらしていた。これでアデイェミは15日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ファーストレグのチェルシー戦に続く2試合連続ゴールとなっている。

 直後の31分にもアデイェミが魅せる。左サイドでドイツ代表MFユリアン・ブラントからのパスを受けると1対1を仕掛けて一気に加速。対峙したDFを振り切ってペナルティエリアに侵入すると、左足でクロスボールを送り、オランダ代表FWドニエル・マレンのゴールをお膳立てした。

しかし、このプレーでアデイェミにアクシデントが発生。スピードアップした瞬間に左足の太ももを痛め、クロスボールまでは上げ切ったものの、直後にピッチに倒れ込んでしまった。医療スタッフによって状態が確認され、プレー続行は不可能に。スタッフの肩を借りてピッチを後にしていた。

 試合日から一夜が明け、ドルトムントはアデイェミの検査結果を報告。負傷した左太ももの筋繊維断裂(肉離れ)が確認され、今後3週間程度程度チームから離脱することとなった。

 回復の進み具合によって離脱期間は前後するものの、予定通りに回復すれば、アデイェミは3月18日に予定されているブンデスリーガ第25節ケルン戦の前後に復帰できるだろう。言い換えれば、同3日に控えた第23節の“上位決戦”ライプツィヒ戦、同7日に予定されているCL・決勝トーナメント1回戦セカンドレグのチェルシー戦は欠場する見通しだ。絶好調のドルトムントにとって、“スピードスター”の不在が大きな痛手となることに間違いはないだろう。

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