エンゴロ・カンテ

 チェルシーは、所属するフランス代表MFエンゴロ・カンテとの契約延長に近づいているようだ。21日、イギリス紙『テレグラフ』や同紙『ガーディアン』などが伝えている。

 現在31歳のカンテはフランスのブローニュ、カーンを経て2015年夏にレスターへ移籍した。2015-16シーズン、“奇跡”とも称されたプレミアリーグ制覇に大きく貢献し、2016年夏にチェルシーへ完全移籍で加入した。チェルシーではこれまで公式戦通算262試合に出場し、13ゴール15アシストを記録。プレミアリーグやチャンピオンズリーグヨーロッパリーグ、FIFAクラブワールドカップなど、数多くのタイトル獲得に貢献してきた。

 そんなカンテはチェルシーとの現行契約が2023年6月30日までとなっており、去就には注目が集まっている。チェルシーはこれまで長期間にわたって同選手と交渉を続け、1年間の延長オプション付きの2年契約を提示してきたが、カンテはさらなる長期契約を求めていることから交渉は難航していた。

 今シーズン終了後にフリーとなることからカンテにはパリ・サンジェルマンやバルセロナが関心を示していることが明らかになっているが、ここにきてチェルシーとの契約延長に近づいているようだ。

 報道によると、カンテがロンドンにとどまることを望んでいることもあり、何カ月にもわたって話し合いを続けてきた両者による契約延長交渉は前進したという。チェルシーは究極のプロフェッショナルと評価している同選手がすぐに新契約にサインすることを確信している模様で、来シーズン以降もチェルシーでプレーを続けることが濃厚になったことが伝えられている。

 なお、カンテは2019年以来負傷に苦しんでおり、今シーズンは昨年10月にハムストリングの手術を受けた影響もあり、ここまで公式戦2試合の出場にとどまっている。それでも、先日からトレーニングに部分参加していることが明らかになっていた同選手は、21日には全体練習にも参加したことが明らかになっている。

 まだ26日に行われるプレミアリーグ第25節のトッテナム戦に出場できるかは不透明となっているものの、前節はホームで最下位サウサンプトンに0-1で敗れるなど、年明けの公式戦10試合でわずか1勝(4分け5敗)と苦しんでいるチェルシーにとって、カンテが復帰に近づいていることは大きな後押しになりそうだ。

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