野球日本代表「侍ジャパン」の宮崎キャンプで2月22日、ソフトバンク・近藤健介外野手が特守を行った。センターの守備位置でボールを受ける近藤と、ノッカーを務めた清水雅治外野守備・走塁コーチがコミカルなやり取りを見せ、訪れたファンを喜ばせた。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンのセンターを守るのは誰か。自チームでセンターのレギュラーを張る“本職”がいない中、近藤と同じくソフトバンクの周東佑京外野手、カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手らの名前が候補として挙がっている。その一人である近藤がこの日、ランチタムにグラウンドに残って特守を受けた。
ノッカーを務めた清水コーチは、大きな声で近藤に声をかけながら外野にボールを上げると、近藤のプレーに対しても声や身振りを返し続けた。近藤がいい捕球をすると「いい音!」と称賛する一方、捕球し損ねたときは両手を広げ「WHY?」と言わんばかりのポーズをとったり、ガクッと膝をついたりと多彩なリアクション。これには近藤のプレーに拍手やため息を送っていたファンからも笑いが起こっていた。
このやり取りに、中継の視聴者も「このままじゃ周東センターだぞ」と野次ったり「おじさん声でけーw」とコメントしたりと楽しんでいた様子。普段特守を見慣れないであろう視聴者からは「ノッカーまじ上手いなw」「ノッカーの匠の業」など感嘆の声も上がっていた。
清水コーチが「捕ったら終わり!」と叫んで打ち上げたセンター深くへの打球を、最後は近藤が背走しながら見事に好捕。これには観客からも大きな拍手が上がり、両者ともに笑顔でグータッチをして特守を終えた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


