第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表(侍ジャパン)の宮崎キャンプは2月23日、第2クール最終日を迎えた。25日にはいよいよ実戦がスタートするが、この日は25、26日に登板が予定されている選手たちが続々とブルペン入り。25日に6番手として登板予定のオリックス・宇田川優希投手も力を込めた投球を繰り返したが、それを見守っていたのがリーダー格のパドレス・ダルビッシュ有投手。今キャンプでは度々、宇田川を気遣うシーンやエピソードが生まれていたが、宇田川の投げっぷりに「まあまあやろ」と笑顔で仲間たちに語り、和やかなムードを作り出していた。
育成契約からわずかの間に侍ジャパン入りし、一部報道で「気疲れしている」とも漏らしていた宇田川に、ダルビッシュは投手会として予定されていた食事会を「宇田川会」と名を改め、さらには宇田川を中心にして撮影した写真をSNSで公開するなど、チームワークの向上に努めている。周囲のファンからも、この気遣いに宇田川の表情が柔らかくなったという声も出始め、徐々に近づく大会開幕に向けて、体調だけでなくメンタル面でもチームとして向上しているんは明らかだ。
ブルペンにはオリックス・山本由伸投手、ロッテ・佐々木朗希投手と、先発予定の2人をはじめ続々と力のある球を投げ込む投手が並んだが、最後に入ったのが宇田川。左端のマウンドに立つとストレート、フォークを中心に熱投。これを見守っていたダルビッシュは宇田川のもとに歩み寄ると、何やら一言二言と声をかけ、さらには他の投手陣に向けて「まあまあやろ」とニコリ。これには他の投手たちからも笑みが見え、宇田川本人の顔も穏やかになった。
微笑ましいやりとりにすぐさまファンも反応。「宇田川馴染んでるな」「ダルさん来た!
」「ダルはほんま男前やな」と喜んでいた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
侍ジャパン強化試合
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2.25(土) VS ソフトバンク
3.3(金) VS 中日
3.6(月) VS 阪神