ドイツ1部アイントラハト・フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地は今夏に契約満了に伴いフリーとなるため、ビッグクラブへの移籍が噂されている。
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今回は鎌田がリバプールに移籍した場合を想定する。リバプールは昨季、プレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)をともに2位でフィニッシュしたが、今季は勝利が遠くプレミアリーグでは8位に沈み、UEFAチャンピオンズリーグでは決勝トーナメント、ラウンド16の1stレグでホームでレアル・マドリードに2-5で大敗するなど、苦悩のシーズンを過ごしている。
鎌田がリバプールに移籍したら?【FW編】
現在のリバプールは4-3-3のフォーメーションを組むことが多い。そうなると鎌田は3トップの中央の位置で起用される可能性がある。現在、そのポジションにはコーディ・ガクポが起用されている。このオランダ代表FWは低い位置まで落ちてきてボールを受ける、俗にいう偽9番のタスクを担うことが増えているが、そこから前を向き、サイドに控える強力なウインガーにうまくボールを渡すところでやや苦戦している。
そこに日本代表MFが入ることで前を向いて良い場所にボールを出すという長所を活かし、配球の問題を解決してくれるだろう。そうなればエースのエジプト代表FWモハメド・サラーに得点が多く生まれる可能性が高くなる。また、偽9番の役割を得意としているロベルト・フィルミーノとリバプールの契約が今季終了までとなっており、このブラジル代表FWの去就も影響しそうだ。
鎌田がリバプールに移籍したら?【MF編】
MFの位置に入るといっても4-3-3のフォーメーションを組む場合、主に2パターンが考えられる。1つはインサイドハーフのポジション、もう1つは中盤の底であるアンカーの位置である。リバプールはインサイドハーフ、3トップの中央とサイドの選手の3選手がローテーションしながらマークを外し、攻撃を展開するパターンが良く見受けられる。前のスペースを効果的に使うことを得意とする鎌田をインサイドハーフに起用することで、よりスムーズでキレのある攻撃が期待できる。
現在そのポジションには覚醒中のスペイン人バイチェティッチ、イングランド代表のヘンダーソンや現在怪我で離脱中のスペイン代表チアゴ・アルカンタラなど超一流選手がひしめいている。その一方でジョルジニオ・ワイナルドゥムの退団以降、中盤で高い強度を誇る選手が不在であり、献身的な守備が持ち味の鎌田は良いオプションとなるかもしれない。
アンカーは、リバプールの悩みの種である。ブラジル代表MFファビーニョがそのポジションを務めているが不調であり、控えの選手も完全にフィットしきらない。そこに日本代表MFが入る可能性も少なからず存在する。攻撃が持ち味の鎌田であるが、献身的な守備にも定評があり、守備から攻撃への転換点で実力を発揮してくれるだろう。
このように、攻守にわたって幅広く活躍が期待できる鎌田大地は様々な場面でリバプールの戦力となるはずだ。現在監督を務めるユルゲン・クロップはドルトムント在籍時には香川真司と丸岡満、リバプールでは南野拓実と過去に3人の日本人を起用し、日本人選手を評価するコメントも残している。上で予想した起用法以外にも世界を代表する名将が日本代表戦士のさらなる才能を開花させるかもしれない。