パウロ・ディバラ

 ローマに所属するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラに1カ月の出場停止処分が下される可能性があるようだ。22日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

 イタリア紙『La Repubblica』によると、ディバラは金融警備隊から調査を受けている模様で、その理由は昨季まで所属していたユヴェントスから帳簿外の未払い給与300万ユーロ(約4億3000万円)を受け取った疑いがあるためだという。

 ユヴェントスは新型コロナウイルスのパンデミックの際、選手の給与を削減したと発表し、ディバラもそのことに合意していた。しかし、帳簿に残らない形で後に支払いをするという約束を行っていたという疑いがあり、現在捜査が進められているようだ。

 もちろんこれらの行為は違反であり、クラブは連盟の規則に違反する形での補償を行うことは禁止されている。さらに選手がそれを受け取ること、同意することも禁止されており、もしこれらの件が有罪だと認められた場合は、少なくとも1カ月もの出場停止が課せられることになると同メディアは指摘している。

 なお、ディバラは今季ここまでリーグ戦では16試合に出場して8ゴール7アシストを記録しており、移籍初年度にもかかわらずチームの中心選手として活躍している。1カ月の出場停止となればローマにとっても大きな痛手となるが、果たして処分を受けることになるのだろうか。