元ブラジル代表DFマルセロが、古巣のフルミネンセに完全移籍の形で復帰した。24日、同クラブの公式サイトが伝えている。
フルミネンセのクラブ公式サイトによると、マルセロとクラブは2024年12月末までの契約にサインした模様。契約には、1年間の延長オプションが付いている。なお、フルミネンセでは、レアル・マドリードやオリンピアコスなどで長く愛用してきた背番号「12」を着用することになる。
同サイトには次のようにマルセロのコメントが掲載されている。
「この瞬間が僕にとって何を意味するのか、言葉で表すのは難しい。自分の原点であり、自分自身を鍛え、サッカーについて教えてくれたチームに戻ることを何年も夢見てきた」
現在34歳のマルセロは、フルミネンセのアカデミー出身。2005年にトップチーム昇格を果たすと、2007年1月にレアル・マドリードに完全移籍で加入。約15年半にわたる在籍期間中は、ラ・リーガ優勝6回、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)優勝2回、チャンピオンズリーグ優勝5回、FIFAクラブワールドカップ優勝4回など、数々のタイトル獲得を経験した。2022年9月にはオリンピアコスに活躍の場を移した。しかし、コンディション調整に苦しんだこともあって公式戦10試合の出場に留まり、今月18日に双方合意の元で契約を解除。現役を続行するか否かに注目が集まっていた。
マルセロは、移籍に関する諸般の手続きを経て、約2週間後にチームへと合流する予定だ。