ベンフィカ

 ベンフィカが、審判員に対する贈収賄を疑われている模様だ。24日、ポルトガルメディア『ア・ボラ』が報じている。

『ア・ボラ』によると、ベンフィカとの関係性に疑いの目を向けられているのは、審判員のブルーノ・パイソン氏。同氏は2004年から国際サッカー連盟(FIFA)の国際審判員を務めており、2012-13シーズンには欧州サッカー連盟(UEFA)の第1カテゴリー審判員にランク付けされるなど、高い評価を受けている。

 ベンフィカでは、クラブの財務責任者だったミゲル・モレイラ氏が、友人であるホセ・ベルナルデス氏の所有する複数の会社に100万ユーロ(約1億4,500万円)以上を支払った疑いが持たれている。『ア・ボラ』は「ポルトガルの検察庁と司法警察は、この金額の一部がパイソン氏への賄賂に使われ、偽のITサービスによって隠蔽されていたとみている」と伝えている。なお、今回の疑惑にあたって、パイソン氏の銀行口座は当局によって捜査される模様だ。

 サッカー界では今月15日、バルセロナが2016年から2018年にわたり、スペインサッカー連盟(RFEF)審判技術委員会のホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ元副会長が所有する会社『Dasnil 95』に対して、総額139万2,680ユーロ(約2億円)を支払っていたという疑惑がメディアで報じられたばかり。事の真偽はいまだ不明だが、このニュースはスペインだけでなく世界中で驚きを持って伝えられた。