ジンチェンコ

 アーセナルのミケル・アルテタ監督は、レスター戦でウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコがキャプテンマークを巻いたことについて言及した。25日、クラブが公式サイトで伝えている。

 プレミアリーグで首位に立つアーセナルは25日、敵地でレスターと対戦。この試合を前に注目を集めたのは、アーセナルの先発の先頭を切ってピッチに入ってきたキャプテンの姿だ。普段はノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアが主将を務めるものの、この一戦ではジンチェンコが初めて“ガナーズ”のキャプテンを務めた。これは、ロシアによるウクライナ侵攻からおよそ1年が経過したことに伴い、アーセナルの選手たちが決断したウクライナへのリスペクトを示す意味での行動だったという。

 チームを率いるアルテタ監督は試合後、ジンチェンコが腕章を巻いた経緯を振り返り、レスター戦の勝利(○1-0)を同選手やウクライナの人々に捧げると語った。

「あれは素晴らしいことだった。選手の主導によるものだったからね。マルティン(・ウーデゴーア)が昨日私のところを訪れて、彼(ジンチェンコ)とともにそうした行動を取りたいと考えていた」

「我々は今日、彼や彼の愛する人、ウクライナのすべての人々のために勝利したかった。なぜなら、彼らが1つの国として見せたファイティングスピリットや一体感は、世界に影響を与えたと思うからね」

「もし我々が今日、彼らに何か幸せを与えられるのなら、我々にとってのアレックスがどのような存在なのかを考えても、これは良い機会だった。だから私は喜んでこの勝利を彼らに捧げたい」

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