ソプラノとテノール両方の声で歌えるオペラ歌手・Maria Seirenがオーディション番組『Japan’s Got Talent』で見事優勝。女声・男声を自在に切り替える圧巻の歌唱力はもちろん華々しい衣装でも注目を集め、視聴者からは「小林幸子もびっくり」「FF8のボスやん」といったコメントが寄せられた。
【映像】男女の声を使い分けるオペラ歌手・Maria Seirenの歌声
2月25日(土)、世界最高峰のオーディション番組『Japan’s Got Talent』ファイナルがABEMAにて独占配信された。全世界で10億人以上が視聴し、世界194の地域で放送される人気オーディション番組「Got Talent」が日本初上陸。優勝賞金1,000万円とラスベガスでのショーを賭け、ファイナルに進出した8組がパフォーマンスを披露した。審査員は浜田雅功、GACKT、山田孝之、広瀬アリス。
準決勝にて、オペラ歌手のMaria Seirenはソプラノとテノールを一人で歌い分けられる“一人二役”の歌唱を武器にセミファイナルでゴールデンブザーを獲得。決勝戦は自身でアレンジして歌詞をつけ直した『Jupiter』を披露した。
衣装のベースになったのは真っ白なウェディングドレス。頭には両腕を広げた時の大きさほどある羽飾りとたくさんの花をあしらった。視聴者からは「小林幸子もびっくり」「FF8のボスやん」「紅白のトリみたい」と衝撃を明かすコメントが次々に寄せられた。
優勝後に行われた会見で、Mariaは「私が音楽の理念にしているのは、愛と平和とジェンダーフリー。現在、LGBTや同性婚、そういったこともたくさん話題になっておりますが、私は決勝の舞台でウェディングドレスを着させていただきました。私は今日ようやく、この曲と結婚できたというふうに思っています」と衣装に込めた思いを説明。その言葉の通り、男声・女声を自在に切り替える歌唱力と衣装、演出が一体となって性別を超えた神々しさを放つステージを作り上げていた。
(C) Japan’s Got Talent