将棋の藤井聡太王将(竜王、王位、叡王、棋聖、20)に羽生善治九段(52)が挑戦する囲碁将棋チャンネル 第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第5局は2月26日、島根県大田市の「さんべ荘」で2日目の対局が行われている。午後12時30分に昼食休憩の時刻を迎え、藤井王将には「猪肉そば」、羽生九段には「わさび飯」が運ばれた。
藤井王将が、勝負所で野生パワーを取り入れた。全7品の昼食メニューの中から、20歳の若武者が選んだのは「おおち山くじら 猪肉そば」だった。開催地の大田市に隣接する美郷町で狩猟された野生の猪を食用として処理。高品質の肉を香ばしく焼き上げて調理している。旨味の強い赤身と上質な脂身のバランスが良く、風味豊かな三瓶そばとは相性抜群だ。
一方、羽生九段は「三瓶産コシヒカリ わさび飯」をオーダーした。ふっくらと炊き上げられた三瓶米にかつお節、おろしたての生わさびに醤油をかけるだけのシンプルな一品ながら、ツンと鼻に抜ける爽やかな香りはリフレッシュにもぴったり。羽生九段は2014年3月に行われた第63期王将戦第7局(静岡県河津町)などでも同様の「わさび丼」を注文しており、お気に入りのメニューでパワーチャージを図った。
(写真提供:日本将棋連盟)