アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督がレスター戦を振り返りつつ、ベルギー代表FWレアンドロ・トロサールのプレーについて言及した。25日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
プレミアリーグ第25節が現地時間25日に行われ、アーセナルは敵地でレスターと対戦した。前半からゲームの主導権を握ったアーセナルは、後半開始直後の46分にトロサールのアシストからガブリエウ・マルティネッリのゴールで先制に成功。終盤にかけてはレスターの反撃に苦戦したものの、虎の子の1点を守り抜き、リーグ戦連勝で首位をしっかりとキープした。
この試合で注目を集めたのがアルテタ監督の選手起用だ。ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスの負傷離脱以降、イングランド人FWエディ・エンケティアが務めていた3トップの真ん中に、今冬にブライトンから加入したトロサールを起用したのだ。同選手は左右に上手く流れて起点を作りつつ、中盤でのボール回しにも積極的に関与。決勝点をアシストしたほか、VARにより得点は認められなかったものの、強烈なシュートをネットに突き刺すなど随所で好プレーを披露した。
試合後にインタビューに応じたアルテタ監督はアウェイで連勝を飾ったチームを「終盤10分間は難しい時間帯だった。相手にボールを与え、コントロールを失ってしまった。しかし全体的に見れば、我々のプレーとスペースに対する理解、プレスの掛け方、ファイナルサードへの侵入は素晴らしかったと思う。選手たちは本当に良くやってくれたよ」と称賛しつつ、”偽9番”として存在感を放ったトロサールについて次にようにコメントした。
「彼はとても良くやっていた。ビッグチャンスに繋がるような状況に多く関わっていたし、結果的に取り消しとなったが信じられないようなゴールも決めた。ガビ(マルティネッリ)のゴールにもパスで関与していたしね。彼は狭い局面でのプレーに長けていて、創造性を発揮することができる。彼の活躍には満足しているよ。貢献度は非常に高かった」
トロサールの”偽9番”起用という新たな戦術オプションを手にしたアーセナル。今後のアルテタ監督の起用法にも注目だ。