スコティッシュ・リーグカップの決勝戦が26日に行われ、セルティックとレンジャーズが対戦した。
今季3度目の“オールドファーム”がカップ戦のタイトルを懸けた決勝戦で実現した。既にスコティッシュ・プレミアシップでは2度の対戦を終えており、セルティック側から見て1勝1分の成績だ。昨季の大会覇者であるセルティックはライバルを下して連覇を成し遂げ、“国内3冠”に向けて1つ目のタイトルを勝ち獲りたい。一方、レンジャーズは2010-11シーズンを最後に同大会のタイトルから遠ざかっており、12シーズンぶりのリーグカップ制覇を狙う。
セルティックの古橋亨梧、前田大然、旗手怜央はスタメン出場。岩田智輝と小林友希はベンチからのスタートとなった。試合は序盤から一進一退の手に汗握る展開に。古橋が何度かゴール前に迫るシーンを作ったものの、得点には繋げられずに前半も終盤を迎えた。
均衡が破れたのは44分。敵陣中央左寄りのスペースで前を向いたアーロン・ムーイがスルーパスを通すと、左サイドのタッチライン際を駆け上がってきたグレッグ・テイラーがダイレクトで中央へと折り返す。ニアサイドに走り込んだ前田がわずかにコースを変えると、その奥で待っていたのは古橋。冷静にゴールネットを揺らし、セルティックが先手をとってハーフタイムに突入した。
後半に入るとレンジャーズに決定機が到来。49分、背後からのスルーパスに反応したライアン・ケントがペナルティエリア左から左足で狙うも、シュートは右ポストに嫌われた。対するセルティックは56分、中央のスペースで前を向いたムーイのスルーパスに旗手が反応。ペナルティエリア左に侵入してマイナスへ折り返すと、最後は古橋が流し込む。倒れ込みながら決めた一撃でセルティックがリードを広げた。
しかし、レンジャーズも安易と引き下がらない。64分、左サイド深い位置で獲得したフリーキックから、アルフレッド・モレロスが強引に押し込んで1点を返す。その後もセルティック陣内に押し込む時間を作ったが、最後まで同点弾を挙げられず。76分には岩田をピッチに送り出し、中盤での守備を強化したセルティックが逃げ切りに成功した。
試合はこのままタイムアップ。今季3度目の“オールドファーム”もセルティックに軍配が上がった。これでセルティックは今季のレンジャーズ戦の成績を2勝1分に。古橋の今季公式戦24ゴール目でライバルを撃破し、スコティッシュ・リーグカップ連覇を達成した。なお、古橋と旗手は76分までプレーし、交代で岩田がピッチに立っている。前田は84分まで出場。小林に出番はなかった。
この後、セルティックは3月5日に敵地で開催される次節のスコティッシュ・プレミアシップでセント・ミレンとの一戦に臨む。一方、レンジャーズは4日にキルマーノックをホームに迎える予定だ。
【スコア】
レンジャーズ 1-2 セルティック
【得点者】
0-1 44分 古橋亨梧(セルティック)
0-2 56分 古橋亨梧(セルティック)
1-2 64分 アルフレッド・モレロス(レンジャーズ)
【ゴール動画】古橋がリーグ杯優勝を決める2得点!
🙆♂️ @Kyogo_Furuhashi opens the scoring! #CELRAN | #ViaplayCup | #COYBIG🍀pic.twitter.com/9FoBT6l1Rf
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