浦和レッズ

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022・西地区・準決勝の結果に伴い、前回大会までの規定に基づくと、浦和レッズの『FIFAクラブワールドカップ2023』への出場が確定したようだ。

 26日、ACL2022・西地区の準決勝が行われ、アル・ドゥハイル(カタール)とアル・ヒラル(サウジアラビア)が対戦。結果は、前回王者であるアル・ヒラルが圧倒的な強さを発揮し、7-0でアル・ドゥハイルを撃破して浦和レッズとの決勝に進出した。なお決勝戦は、第1戦が4月29日、第2戦が5月6日に行われる。

 そしてこの結果に伴い、サウジアラビアで開催される『FIFAクラブワールドカップ2023』に、浦和レッズとアル・ヒラルの両者が参加することが確定した可能性が高い。今大会のレギュレーションは正式に発表されていないものの、前回大会までのフォーマットに基づけば、浦和レッズがACL決勝で負けた場合でも、クラブW杯に参加することとなる。そのルールを示したものが、『FIFAクラブワールドカップ2022』の規定に記された以下の表記だ。

「もし開催大陸における大会の優勝チームが開催国のクラブだった場合、直近のシーズンにおける開催国のトップリーグの優勝チームに代わって、開催大陸の大会で、開催国ではないクラブの中で最も成績の良いクラブが開催大陸によって指名される」

 つまり、同じ国から複数クラブが出場することはなく、開催国サウジアラビアのアル・ヒラルがACLを制した場合、開催国王者に代わってACL準優勝の浦和レッズが出場権を得ることとなる。このケースは前回大会でも適用されており、開催国モロッコのウィダード・カサブランカがアフリカ王者となったため、準優勝のアル・アハリ(エジプト)が開催国王者枠として出場している。

 なお、開催国であるサウジアラビア王者はアル・ヒラルであるため、すでにアル・ヒラルもクラブW杯出場を決めている。これまでのレギュレーションのままであれば、浦和がACL決勝に勝てば「アジア王者枠」として、負ければ「開催国王者枠」としてクラブW杯2023に出場することとなる。