アーセナルが、アストン・ヴィラのイングランド代表FWオリー・ワトキンス獲得に動く可能性があるようだ。26日、イギリスメディア『コートオフサイド』が報じている。
報道によると、アーセナルは2023年夏の移籍市場においてセンターフォワードの獲得に動く可能性があり、その候補の1人にワトキンスが含まれているとのこと。アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督も、同選手の実力を大いに称賛しており、獲得に向けた計画を立てているとも伝えられている。
ただ、アーセナルは現状CFの枚数が不足している訳ではない。ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスはFIFAワールドカップカタール2022後に離脱するも、それまでの活躍ぶりは素晴らしく、イングランド人FWエディ・エンケティアも一定の活躍を見せ、ジェズスの不在をカバーした。彼らに加えて、現在スタッド・ランスにローン移籍中で、既にリーグ戦15得点の活躍を見せるイングランド人FWフォラリン・バログンの保有権も持っている。仮に、数多くのクラブから興味を示されていると報道されているバログンの放出などがあっても、アーセナルにとって賢明な動きになるかは、疑問が残るとも指摘されている。
現在27歳のワトキンスは、2017年夏にブレントフォードへ加入。2020年夏にアストン・ヴィラへと移籍し、いきなり14ゴールをマークするなど大活躍。昨季も2桁得点を記録し、ヴィラのエースとして君臨。今シーズンはここまで23試合の出場で8ゴール。直近は5試合連続ゴールと絶好調だ。イングランド代表では7試合の出場歴があり、2得点という成績。
ちなみに、ワトキンスは自身も含め、家族でアーセナルのサポーターでもある。2020年11月8日に『エミレーツ・スタジアム』で2得点を挙げた後、その事実をイギリスメディア『スカイスポーツ』のインタビューで明かしている。
過去には6部リーグでもプレーし、少しずつ階段をのぼってきた苦労人のワトキンス。アーセナル移籍で、愛するクラブの一員になることは実現するのか?