現役時代にマンチェスター・Uで長くプレーし、現在は解説者として活躍している元イングランド代表DFガリー・ネヴィル氏が、古巣のタイトル獲得に貢献したブラジル代表MFカゼミーロについて言及した。26日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
マンチェスター・Uは26日に開催されたカラバオカップ決勝でニューカッスルと対戦した。マンチェスター・Uは33分にルーク・ショーのFKからカゼミーロのヘディングシュートで先制に成功。さらに39分にはマーカス・ラッシュフォードのシュートが相手DFのオウンゴールを誘発しリードを2点に広げた。その後はスコアが動くことなく、試合は2-0で終了。勝利したマンチェスター・Uが2016-17シーズン以来、6シーズンぶりのタイトルを獲得した。
フル出場を果たしたカゼミーロは貴重な先制点をマークしただけでなく、中盤の底で安定感あるプレーを披露しチームの勝利に大きく貢献した。データサイト『Sofascore』によると、同選手はこの試合で地上デュエル勝率「63%」、空中デュエル勝率「100%」、タックル「5回」など好スタッツを記録。10点満点中の採点では両チーム通じてトップとなる「7.7点」という高評価を受けている。
そんな同選手のプレーをクラブOBも高く評価しているようだ。現役時代にマンチェスター・Uで数多くのタイトル獲得に貢献したネヴィル氏は、カゼミーロをカラバオカップ決勝のプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(MVP)に選出。その上で、イギリスメディア『スカイスポーツ』にて次のようにカゼミーロの活躍を称賛した。
「彼は重要な場面で活躍する男だ。マンチェスター・Uにとって接着剤のような存在であり、チームを一つにまとめている。彼がクラブと契約した時には、高額の給料や契約の規模の大きさに疑問を感じたよ。休暇を過ごすために加入したのかとさえ思ったんだ。しかし、それは違った。彼がこのフットボールクラブに与える影響力は群を抜いている」
加入初年度ながら、エリック・テン・ハフ監督率いるチームにとって欠かせない存在となっているカゼミーロ。残るシーズンでの活躍にも期待がかかる。