ステファノ・ピオリ

 ミランを率いるステファノ・ピオリ監督が、26日に行われたセリエA第24節のアタランタ戦を振り返った。26日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

 一時はリーグ3連敗を喫するなど調子を落としていたが、直近の公式戦では3連勝中と復調気味のミランはホームで、6位のアタランタとの上位対決に臨んだ。試合は26分に相手のオウンゴールで先制に成功すると、86分にはジュニオール・メシアスが追加点を奪い、試合はそのまま終了。2-0で勝利を収めた。

 試合後、ピオリ監督は「素晴らしかった。良いパフォーマンスだったし、ついに私が認めるエネルギーで選手たちはプレーした。それが最も重要な側面だ。今シーズンは4連勝したことがなく、アタランタのようなチームと対戦することの難しさを知っているため、一貫性を保つ必要があった。私たちはチームとして働き、熱心にプレーし、自分自身を犠牲にし、ボールをうまくキープできた。今日はポジティブな要素ばかりだった」と喜びを口にした。

 続けてコッパ・イタリア敗退や、スーペルコッパ・イタリアーナでインテルに敗戦を喫したことがチームにどう影響したかを尋ねられると「チームの結束に疑問や問題はなかったという点で、何も起こらなかった。事実、いくつかの敗北は私たちの自信と熱意を奪ったが、今ではそれらすべての要素を取り戻している。肯定的な結果は、すべてをより良くするのに役立つ。私たちは自分たちのプレーをできるように戻ってきたので、試合にも勝てるだろう」とチームが復調していることを強調した。

 また、この試合ではフランス代表GKマイク・メニャンと、スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチがケガから復帰した。長らく戦列を離れていた2人の復帰に関してピオリ監督は「メニャンとイブラヒモヴィッチは素晴らしい選手であるだけでなく、経験豊富なリーダーでもあるので、彼らがここにいることは当然大きな違いになる」と語り、絶大な信頼を寄せた。