クリスティアン・プリシッチ

 チェルシー所属のアメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチに、今シーズン終了後のラ・リーガ移籍の可能性が浮上しているようだ。27日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 現在24歳のプリシッチはドルトムントで頭角を表すと、2019年1月に6400万ユーロ(約92億円)の移籍金でチェルシーに加入。半年間のレンタル移籍を経て同年8月に新天地でのデビューを飾った。チェルシーではここまで公式戦通算136試合に出場し26ゴール21アシストをマークしている。しかし、今シーズンはひざの負傷や新戦力加入の影響もあり、出場機会が減少。21試合に出場しているもののスタメン起用は8試合にとどまっている。

 そんな同選手をめぐっては、今シーズン終了後のチェルシー退団の可能性が頻繁に報じられている。1月に移籍金総額が3億2300万ポンド(約515億円)にまで上る積極補強を敢行したチェルシーは、来たる夏の移籍市場では余剰戦力の売却を望んでいるという。元ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンやセネガル代表DFカリドゥ・クリバリらと並び、プリシッチも放出候補の一人としてカウントされているようだ。

 また、プリシッチ本人もチェルシーでの現状や起用法に不満を抱えており、2024年6月末の契約満了を待たずして同クラブを去ることを本格的に検討しているという。今回の報道によると、レアル・マドリードが同選手に興味を示しており、来たる夏の移籍市場でオファーを提示する可能性があるようだ。同クラブは負傷離脱を繰り返しているベルギー代表FWエデン・アザールに代わる新たなウイング(WG)の獲得を希望しており、チェルシーで不遇のプリシッチに対し関心を寄せていると伝えられている。

 なお、プリシッチは過去にレアル・マドリードでのプレー希望を明言したことでも知られている。チェルシーも売却を望んでいることから、仮にレアル・マドリードがオファーを提示した場合、移籍は実現する可能性が高いと『アス』は指摘している。

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