ローキック1発、49秒の衝撃KO! “ひと蹴りで680万円を稼ぎ出した男”に「えっ、どうした?」レフェリーも驚き
【映像】ローキックで衝撃的な秒殺KO

 試合開始わずか49秒、ローキック1発で相手の太ももを完全に破壊。“ひと蹴りで680万円を稼ぎ出した男”が披露した予想外の衝撃KO。その衝撃度は「えっ、どうした?」と驚いた様子で駆け寄ったレフェリーの大慌てぶりが物語っていた。

【映像】ローキックで衝撃的な秒殺KO

 2月25日にタイ・バンコクで開催されたONE Championship「ONE Fight Night 7」。タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ) とジャマール・ユスポフ(トルコ)の対戦は1ラウンド序盤にタワンチャイがユスポフの右腿をローキックで破壊。わずか49秒で衝撃的なKO勝利を収めた。

 上位ランカー同士の対戦となったムエタイ・フェザー級のタイトルマッチ。2018年に10代でルンピニー年間最優秀選手にも選ばれた地元タイの若き英雄の23歳タワンチャイとMMAで猛威を振るう戦闘民族・ロシアはダゲスタン共和国出身のユスポフ(現在はトルコ国籍)が激突。

 しかし、壮絶な打ち合いが期待された試合は呆気ない幕切れを迎える。開始とともに軽く触るような前蹴りで距離を測るタワンチャイ。ユスポフも前へとプレッシャーをかけ左を振るうが空を切る。すると開始40秒、初めてタワンチャイの力の入った左のローがユスポフの右腿を的確に捉えた。何気ない攻防のなかのローキックに見えたが…ユスポフはぐっと歯を食いしばり、足をかばうようなジェスチャーを見せて屈みながらフリーズ。

 予想外の出来事にレフェリーが“えっ、どうした?”と心配そうに駆け寄ると、ユスポフは苦悶の表情で足を引きずりながら相手に背を向けて戦意喪失。試合続行不可能と判断したレフェリーが試合をストップした。

 あっという間、さらに予想外のKO決着に「足を破壊しました!」と実況は絶叫。ABEMA視聴者からも「殺人キック」「蹴った直後に乾いた音がした」と驚きの声。解説を務めた大沢ケンジも「えぇ!」と驚くと「腓骨が折れたような歩き方でした」と続けた。

 わずか49秒、軽い蹴り2発のあとの”本気キック”一撃で勝利したタワンチャイは5万ドル(約680万円)のボーナスを獲得。秒で稼いだ大金に視聴者も「ローキック1発で5万ドル稼ぐ男」「ひと蹴り5万ドルは夢がある」と次々と反応。実況の西達彦アナも「衝撃ではあるけれど、(ロー一発で倒したのは)キツネにつままれた気持ち。もし一発で破壊したのであれば凄いことです」と驚きを隠せない様子で語った。

【映像】ローキックで衝撃的な秒殺KO
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立ったまま失神の衝撃KO 魂が抜け“人形のように”脱力する敗者 ダウンシーンに戦慄
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