かつてセルティックで長く活躍した元スコットランド代表DFマーク・ウィルソン氏が、先日行われたスコティッシュ・リーグカップ決勝について言及。古巣の優勝に貢献した日本代表MF旗手怜央を称賛した。2月28日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
スコティッシュ・リーグカップの決勝戦が2月26日に行われ、セルティックとレンジャーズが対戦。セルティックは44分に日本代表FW古橋亨梧の得点で先制すると、56分には旗手のお膳立てから再び古橋がゴールネットを揺らしリードを広げた。64分にはレンジャーズに1点を返されたものの、リードを守り切ったセルティックが2-1で勝利。今シーズン3度目の”オールドファーム”を制し、2年連続21度目の優勝を果たした。
この試合に中盤の一角として出場した旗手。先制ゴールのシーンでは中盤での巧みなボールキープで起点となり、追加点のシーンでは自らボックス内に侵入し古橋の得点をアシストした。また、得点シーン以外でも攻守に渡って躍動し、随所で好プレーを披露。76分に岩田智輝との交代でピッチを去るまで存在感を放ち続け、チームの優勝に大きく貢献した。
そんな同選手の活躍をクラブOBも高く評価しているようだ。かつてセルティックやスコットランド代表で右サイドバック(SB)や右サイドハーフを主戦場に活躍したウィルソン氏は旗手の傑出した活躍を次のように称賛している。
「彼の活躍は信じられないほどだった。彼の動きやオフザボール時のランニングはもちろんのこと、オンザボール時のクオリティーが際立っている。彼はほかの選手と比較してずば抜けていると思う。実際に2得点に絡んだしね。旗手は今シーズンのすべてのコンペティションにおいてチームのスターとなっている。しかし、決勝戦でそれをやってのけたことで、彼の存在はますます際立っているよ。アンジェ・ポステコグルー監督が彼を交代させた時は驚いたね」
今シーズンはここまで公式戦34試合に出場し8ゴール9アシストをマークしている旗手。今後のさらなる活躍にも期待がかかる。