ウスマン・デンべレ

 バルセロナに所属するフランス代表FWウスマン・デンベレが、財政難に陥る古巣クラブを支援したようだ。27日、フランスメディア『RMC』が伝えている。

 今季ここまでリーグ戦では18試合に出場して5ゴール5アシストを記録するなど、バルセロナの中心選手としてチームを牽引するデンベレ。しかしその活躍とは打って変わって、過去には遅刻癖など規律面が問題視されてきた。そんな同選手だが、報道によると、財政難に陥る古巣クラブを助けるために10万ユーロ(約1400万円)を寄付したようだ。

 その古巣クラブとは、デンベレが2004年から2010年まで在籍したフランスのエヴルーで、同クラブは「困難な時期にクラブへの寛大さと経済的支援をしてくれたウスマン・デンベレの寄付に感謝したい」との声明を発表している。

 加えて、同クラブの会長と同市の市長からは「この寄付は、何よりもこの街のスポーツを支援するものであり、我がクラブの子どもたちに新しい風を吹き込んでくれる。エヴルー市の名において、我々にとって、非常に価値のある行為であり、デンベレとそのご家族に大変感謝している」とメッセージを発表している。

 また同メディアでは、デンベレは2020年の新型コロナウイルスのパンデミックの際にも、最前線の看護スタッフとさまざまな団体の支援に関与していることが紹介されており、同選手は積極的に支援を行なっていることが明らかになっている。