マンチェスター・Uを率いるエリック・テン・ハフ監督が、3月1日に行われたFAカップ5回戦(ラウンド16)のウェストハム戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
2月26日にカラバオ・カップ(EFLカップ)決勝のニューカッスル戦を2-0で制し、6シーズンぶりのタイトルを勝ち獲ったマンチェスター・Uは、ホームにウェストハムを迎えた。試合は54分に先制を許したものの、77分に左コーナーキックから相手のオウンゴールで同点に。90分にはペナルティエリア左でこぼれ球を拾ったアレハンドロ・ガルナチョが右足で狙い澄ました一撃を沈め、土壇場で逆転に成功。90+5分にはフレッジがダメ押しのゴールを決め、マンチェスター・Uが3-1で勝利を収めた。
試合後、テン・ハフ監督は「簡単ではなかった。特に前半は試合のリズムに上手く入ることができなかったし、予想もしていなかった。だから後半は、反撃にでなければならなかったし、それを実行できて幸せだった。チームを誇りに思っている」と喜びを口にした。
続けて「チーム全体の勝つという信念、メンタル面がとても素晴らしかった。それはピッチ上だけでなく、ベンチやドレッシングルームでもそうだった。選手たちがお互いを励まし合い、支え合っている光景が見られた。先制されてもパニックになることはなかったし、良いメンタリティが必要だった。選手たちが今日のような振る舞いを続けてくれることを願っている」と勝つためにはメンタル面が重要であると語った。
また、この試合で値千金の逆転弾を決めたU-20アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョについてテン・ハフ監督は「今日、また新たな一歩を踏み出した」と活躍を評価しながら、試合前には「途中出場からインパクトを与えることはできるようになっている。しかし、今日はスタメンで大きなインパクトを与えなければならない」と同選手に伝えていたことも明かした。
加えて、テン・ハフ監督は「彼ならやれると思うし、それが次のステップだ。恐れ知らずで、勇敢なのは彼が持つ素晴らしいスキルだ。ドリブルで相手を打ち負かし、フィニッシュの技術もある。特殊なスキルを持つ選手の一人だ」と今後の活躍に期待を寄せた。