ウルグアイサッカー協会(AUF)は2月28日、U-20ウルグアイ代表のマルセロ・ブロリ監督が3月のインターナショナルマッチウィークにおいて暫定的に同国のA代表を指揮することを発表した。
ウルグアイ代表は2021年11月、およそ15年間にわたるオスカル・タバレス氏の“長期政権”に終止符を打った。後任としてバトンを受け取ったディエゴ・アロンソ氏はチームの立て直しに成功。ウルグアイ代表は一時FIFAワールドカップカタール2022の出場圏外に転落していたものの、4連勝で見事に南米予選を勝ち抜き、母国を4大会連続の本大会へ導いていた。だが、本大会ではグループHを1勝1分1敗の3位でフィニッシュ。2002年の日韓W杯以来となるグループステージ敗退が決まっていた(※2006年ドイツ大会は大陸間プレーオフで敗退)。
アロンソ氏の契約はカタールW杯終了時までとなっていたことから、同大会をもって一時的に契約が満了。『ESPN』によると、AUFはアロンソ氏続投の可能性も含めて、時間をかけて後任を選定している最中だという。このような背景から、3月のインターナショナルマッチウィークではブロリ氏が暫定的に指揮を執ることが決まった。
なお、ブロリ氏は2023年1月下旬から2月上旬にかけて開催されていたU-20南米ユース選手権でU-20ウルグアイ代表を躍進へと導いた。全9試合を7勝1分1敗の成績でフィニッシュ。最終成績はブラジル代表に次ぐ2位となり、FIFA U-20ワールドカップインドネシア2023の出場権をもたらしていた。
ウルグアイ代表は3月のインターナショナルマッチウィークでアジア遠征を実施する。24日には日本代表と対戦。試合は『国立競技場』にて開催され、19時30分キックオフ予定だ。試合の模様はテレビ朝日系列にて全国生中継される。その後、ウルグアイ代表は28日に韓国代表と対戦予定だ。