キリアン・エンバペ

 パリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWキリアン・エンバペが自身の移籍について言及した。28日、フランスメディア『RMC』が伝えている。

 フランスで行われたFIFAの年間表彰「The Best」の式典に参加したエンバペは、年間最優秀選手賞で2位となった。その式典の中で、ファンからセリエAへ移籍するよう頼まれたエンバペは「移籍するならミランだけだ」とジョーク交じりに答えたことでその発言に注目が集まっている。

 同メディアでは過去に行われたイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』でのインタビューも紹介。その中でエンバペは「僕とミランとのつながりは特別だ。子供の頃、ベビーシッターがイタリア人だったんだ。全員がミラニスタだった彼女の家族たちと多くの時間を過ごした。そのおかげで僕もミランファンだったし、ミランの試合をたくさん見た」と語っていたことから、同メディアは同選手の“ミラン移籍“発言には信憑性があると指摘している。

 エンバペとパリ・サンジェルマンの現行契約は2024年夏までとなっており、1年の契約延長オプションも含まれているが、同選手は延長の意思を示していないとも報じられており、移籍の噂は絶えない。イタリアならミランだと明言したようだが、果たして実現する日は来るのだろうか。