将棋の順位戦A級・最終9回戦が3月2日に行われ、藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が稲葉陽八段(34)と現在対局中だ。藤井竜王は、勝てば名人挑戦へプレーオフ以上が決まる大一番に臨んでいる。夕食休憩時点で藤井竜王がやや優位に立っていると見られており、今後の進行に大きな注目が集まっている。
A級最終局、名人初挑戦を目指す藤井竜王は、第75期(2017年)名人戦挑戦経験を持つ稲葉八段と対戦。藤井竜王の先手で、「角換わり腰掛け銀」の戦型となった。現在は藤井竜王が快調に攻めてペースを握り、やや優位に立ったと見られている。対する稲葉八段は受けに回って反撃へのチャンスを伺っている。夜戦に向けて、今後の戦いがどのようなものになるか期待が高まっている。
前局までに藤井竜王と同星だった広瀬章人八段(36)も同日に9回戦を戦っており、広瀬八段が勝利すれば両名でのプレーオフ実施、敗れた場合は藤井竜王の名人初挑戦が決まる。
持ち時間は各6時間で、先手は藤井竜王。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
藤井聡太竜王 焼津ミナミマグロ丼
稲葉陽八段 国産牛ステーキ膳
【夕食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太竜王 2時間15分(消費3時間45分)
稲葉陽八段 2時間9分(消費3時間51分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)