「マルティネッリの1ミリ」
【映像】カメラの角度で見え方も変わる「マルの1ミリ」

プレミアリーグアーセナル4-0エヴァートン(日本時間3月2日/エミレーツ・スタジアム)
 思わず「マルティネッリの1ミリ」と言いたくなるような得点だった。サカからのパスを受けたマルティネッリがゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定に。しかし、VARが介入した結果、マルティネッリがオンサイドだったため得点が認められる紙一重のゴールとなった。

【映像】カメラの角度で見え方も変わる「マルティネッリの1ミリ」

 エヴァートン相手にほとんどチャンスを作れない中、40分にサカが最初の決定機でネットを揺らし、アーセナルが先制に成功した。そして前半終了間際の45+1分、思わぬ形で追加点が生まれる。

 その原因となったのがエヴァートンMFゲイエのボールロストだ。右斜め後ろからサカがアプローチをかけていることに気が付かず、状況を理解したのはボールを突かれてからだった。この時、中継のカメラが該当のシーンを捉えていない時点で誰も予想だにしていなかったプレーだということがわかる。

 ゲイエからボールを奪ったサカだったが、セネガル代表MFに再びボールを奪われそうになるも、気迫で同ライン上にマルティネッリへとパス。ボールを拾ったブラジル代表FWはネットを揺らしたが、主審はオフサイドの判定を下した。

 ところが、VARでチェックをするとマルティネッリがオフサイドではなかったことが明らかとなり、ノーゴールの判定から一転して得点が認められた。

 ゴールが取り消された直後のABEMA視聴者は「おふさいかー」「悲しみ」など、ネガティブな意見もあったが、一転して得点が認められると「オンきたー」「ボール基準だからオンだな」「これは人の目はむずい」「VARならではのゴールだな」と、喜びとテクノロジーの重要性に言及するサポーターもいた。

 幸い得点が認められたマルティネッリは、これが自身初のプレミアリーグ3試合連続ゴールになったそうだ。この試合ではトロサールとポジションを入れ替えながら何度もゴールに迫るなど、最前線でも十分に活躍できることを証明した。
(ABEMA/プレミアリーグ)

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