バイエルン所属のスイス代表GKヤン・ゾマーが、今後に向けた意気込みやチームメイトであるドイツ代表GKマヌエル・ノイアーとの関係性について語った。2日、ドイツメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
長らくノイアーがチームの絶対的守護神として君臨していたバイエルン。しかし、同選手はFIFAワールドカップカタール2022後のオフ期間中に下腿部骨折の大けがを負い、今シーズン中の戦線復帰が絶望的となった。同クラブはすぐさま代役のリストアップを開始し、2014年夏からボルシアMGの正GKとして活躍していた34歳のゾマーを注視。そして1月19日、2025年夏までの2年半契約での完全移籍加入が発表された。
バイエルン加入から約1カ月半ほどが経過したゾマー。ここまでは公式戦7試合に出場し、4つのクリーンシート(無失点試合)を記録する活躍を見せている。同選手はバイエルン加入直後を「メディカルチェックが夜まで続き、翌日には契約書へのサイン、チームへの合流、トレーニング、そしてライプツィヒへのフライトがあった。すぐにトップリーグの試合を迎えたよ」とコメント。続けて、現況について次のように語っている。
「サッカーに集中できている。加入当初の段階では、試合前の準備が完璧でないこともあったんだ。でも、今はそれがとても上手くいっていると感じるよ。基本的には今の状況にとても満足している。でも、僕は常に向上していきたいとも思っている。バイエルンのトップGKになりたいんだ」
また、同選手は今後の定位置争いも予想される”同僚”ノイアーについても言及。「彼とはほとんど毎日顔を合わせているよ。とても良いコンタクトを取れていると思う。僕らは以前から互いを知っているし、何度も対戦したことがあるからね」と、良好な関係性が築けていることを明かした。
なお、離脱が続いているノイアーだが、2日のドイツ誌『キッカー』によると、現在は松葉杖なしで歩行できるまでに回復。クラブの施設でのリハビリプリグラムに励んでいるという。